2002/03/18 作成  2011/03/22 一部更新

 C言語は、わずか10種類の文によってプログラムを記述してゆきます。 C言語の面白いところは、自分で自由に関数が作れ、関数を作れば
作るほど、その後の開発が楽になります。 私がC言語を始めたのは1989年41歳の時でした。その時のC言語はMicrosoft社のMicrosoft C
version 5.0 でした。OSはMS-DOS ver3.0です。
当時勤務先で使用していたマシンは、NECのPC9801と日本IBMのPS55でした。 最初はテキスト表示のみでプログラムを作って
いたのですが、やはりBASICプログラムの様なカラーのグラフィックを用いたプログラムを作りたいということで、Cコンパイラーに付い
ていたグラフィック関数ライブラリーを使用しましたが使いにくく、よくハングしました。
 そこで1992年に発売されたアスキー社の「PC−9800シリーズ テクニカルデータブックBIOS編」を手に入れ
N88BASIC互
換のグラフィック関数を作って
PC9801では自由にグラフィックが使えるようになりました。IBMのPS55では、OS/2が登場し
version1.2 から本格的にプレゼンテーションマネージャー(通称PM)が使えるようになり、PC9801用のグラフィック関数と互換のものを
PMを使って作りました。その後OSはWindows98,Windows2000、WindowsXP、Windows7と変わって行きました。

 最近書店のコンピュータコーナーを覗くと
VisualC++に関する本はMFCによる解説書がほとんどです。私のようにC言語のみでC++の
機能を使わないものにとって、MFCは必要ありません。またMFCを利用する統合環境のコンパイルはDOSの時代からC言語をやってきた
ものにとっては、取っ付きにくいのではないかと思います。また、統合環境を利用するとコンパイル後は不要な中間ファイルが沢山作られるの
でこれを削除しなければならない。
 Microsoft Visurl C++ ver 6.0は、Windows98のAUTOEXEC.BATの最後にVCVARS32.BATを付け加えることによって、DOSプロンプトの
コマンドラインからコンパイルをすることが可能になります。
 その後、不要な中間ファイルなどを作らないようオプション設定して統合環境を使用するように変更しました。

Microsoft C コマンドラインで表示されるバージョンNo.と商品名

Microsoft C ver 5.0 ----------- Microsoft C ver 5.0
Microsoft C ver 6.0 ----------- Microsoft C ver 6.0
Microsoft C ver 7.0 ----------- Microsoft C/C++
Microsoft C ver 8.0 ----------- Microsoft Visual C++ ver 1.0
Microsoft C ver 9.0 ----------- Microsoft Visual C++ ver 2.0
Microsoft C ver 10.0
---------- Microsoft Visual C++ ver 4.0
Microsoft C ver 10.2
---------- Microsoft Visurl C++ ver 4.2
Microsoft C ver 11.0
---------- Microsoft Visual C++ ver 5.0
Microsoft C ver 12.0 ---------- Microsoft Visual C++ ver 6.0