以前の記事    2015
「ボージョレ」かんぱ〜い ワイン電車運行

 フランス産の新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」を味わうことができる「ヌーヴォー・ワイン電車」の運行が11月17日、高岡、射水両市を結ぶ
路面電車・万葉線で始まり、乗客21人がこの日解禁されたばかりの味と香りを堪能した。19日まで。
 万葉線株式会社が2007年から毎年実施している。高岡駅を出発し、中新湊で折り返す約1時間半のコース。テーブルには生ハムやサラミなどワイ
ンにぴったりの料理が並び、乗客はにぎやかな掛け声で乾杯した。    
掲載日:2016/11/21

ドラえもんミニトラム快走 高岡で万葉線電車まつり

 高岡、射水両市をつなぐ路面電車・万葉線の「電車まつり」が10月8日、高岡市荻布の万葉線本社と車庫周辺で行われた。ミニトラムの乗車や運転
体験のイベントがあり、多くの家族連れが楽しいひとときを過ごした。
 万葉線株式会社が、10月14日の「鉄道の日」に合わせて毎年開いている。本社前には円状のコースを走る「ミニドラえもんトラム」が登場。子ど
もたちは車両にまたがり、乗車を楽しんでいた。
 車庫付近では、子ども用の制服と制帽を貸し出し、電車と一緒に写真撮影できるコーナーを設けた。社屋内には日本大の学生が製作した「万葉線運転
シミュレーター」もあり、参加者は画面を見ながらハンドルを操作し、疑似運転を体験した。
 ドラえもんトラムをモチーフにしたグッズや、記念切符の販売も行われた。万葉線を応援するRACDA高岡は、高岡朝市で坂下町電停付近に出店し
ている、うどん、そばの店を毎回電車祭りに出店している。


車両の展示
掲載日:2016/11/21
猫電のデ7073が旧加越能カラーに塗り替え

 猫電のデ7073が、松本潤・有村架純の主演の映画『ナラタージュ』撮影の為旧加越能カラーに塗り替えられ、8月6日から営業運転を開始した。
 ロケは7月から高岡市で開始され、高岡市、富山市、射水市で行われた。映画は2017年秋公開で、デ7073は映画公開まで旧加越能カラーで走
るという。 ただ、ウェザリングされていて薄汚いため市民の評判は良くない。
 映画のあらすじは
大学2年生の春、工藤泉(有村架純)のもとに、高校時代に恋心を抱いて今は忘れようとしていた母校の教師・葉山貴司(松本潤)か
ら電話がかかってくる。葉山は、泉が高校時代に所属していた演劇部の卒業公演に参加してくれないかと誘う。
 1年ぶりに再会した葉山と泉だったが、泉は卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸に抑えていた気持ちが募り、葉山も複雑な感情を抱えて
いたところに大きな事件が起こるというストーリー。
 主なロケ地は伏木高校、末広町通り・御旅屋通り、新湊中学校、氷見市のふれあいスポーツセンター、新湊の内川沿い、新湊の新庄川橋、富山駅、富
山大学、富岩運河環水公園、地鉄ゴールデンボールなど。


中伏木駅を発車したデ7073越ノ潟行き                        デ7073車内  万葉線開業時のシートに戻された
掲載日:2016/11/21
万葉線新湊港線の射水市新湊庁舎前駅が西新湊駅に変更

 射水市は2005年11月の市発足から分庁舎方式を採用してきたが、一部の部局を除いて統合庁舎に移行し、10月11日に開庁する。産業経済部
と都市整備部は大島庁舎に入り
上下水道部は引き続き布目庁舎で業務を行う。新湊庁舎小杉庁舎大門庁舎下庁舎は廃止される
 これに伴い、万葉線新湊港線の射水市新湊庁舎前駅が、西新湊駅に変更になる。この駅は1933(昭和8)年12月25日に越中鉄道の中学校前駅
(現在の新湊高校)として開設された。1943(昭和18)年1月1日に富山地方鉄道に合併され射水線の駅とり、1949(昭和24)年6月20日に西
新湊駅に改称された。
 1966(昭和41)年4月5日に富山新港開港で射水線が分断され、加越能鉄道へ譲渡され、新湊港線の駅となり、1985(昭60)年3月に新湊市
役所前駅に改称された。
 2002(平成14)年4月1日営業譲渡により万葉線の駅となり、2005(平成17)年11月1日に射水市が誕生し、射水市新湊庁舎前駅に改称さ
れ、2016(平成28)年10月11日に射水市新湊庁舎廃止で元の西新湊駅に戻る。 改称はこれで4度目となる。

掲載日:2016/10/01
9月3日はドラえもん誕生日 車内でグッズプレゼント

 高岡市出身の漫画家、藤子・F・不二雄さんが生んだ人気キャラクター「ドラえもん」の誕生日である9月3日、万葉線株式会社は、ラッピング車両「ドラえもんトラム」に乗った子どもたち約100人にキャラクターのグッズをプレゼントした。
 ドラえもんトラムは低床車両の内装、外装にドラえもんのキャラクターをデザインし、2012年9月から運行している。プレゼントは、ドラえもん
の誕生日を祝おうと企画した。
 高岡駅の電停でドラえもんトラムの出発時刻に合わせてグッズを配布。親子の長い列ができた。万葉線の社員からプレゼントを受け取った子どもたち
は早速、グッズの入った袋を開けて喜んでいた。
 高岡市美術館内の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーでは、同ギャラリーの非売品ポスターを日付にちなんで93枚配った。藤子さんと漫画キャラ
クターが、高台から古里を眺める様子を表現している。


天井に描かれた ドラえもん

天井に描かれた のび太

天井に描かれた 静香ちゃん
掲載日:2016/09/14
万葉線を愛する会 イオン高岡店で納涼ビアガーデン

 第22回万葉線納涼まつりビアガーデンが8月3日〜5日まで、高岡市江尻のイオン高岡屋上特設会場で開催された。3日は会社員ら約160人は渇
いた喉をビールなどで潤した。
 万葉線の利用促進につなげようと、万葉線を愛する会が開いた
万葉線の往復乗車券とビール
ソフトドリンクの飲み放題券をセットで販売つまみ1
袋も付いている。
 初日はフラダンスとベリーダンスのショーが来場者を楽しませた
5日はフラダンスに加え手品や落語、沖縄三味線が繰り広げられた。営業は1
8時〜20時30分。入場券は1人2500円で、会場や万葉線株式会社、イオン高岡店などで販売した。 
掲載日:2016/09/14

ラッピング電車20年祝い万葉線でコカ・コーラ配る

 万葉線株式会社は8月23、24日の両日、コカ・コーラの広告がラッピングされた「コカ・コーラ電車」の運行20年を祝うイベントを行い、高岡
駅10時30分発から各停留所で乗車する乗客先着100人に車内でコカ・コーラの250ミリリットルボトル缶を無料配布した。
 猛暑が続く中、乗客に涼んでもらおうとことし初めて企画した。コカ・コーラ電車は1994年から走っており、定員は102人。製品は北陸コカ・
コーラボトリング(高岡市内島)が提供した。
 コカコーララッピング電車は加越能鉄道ではデ7061だったが、万葉線存廃問題が起こる中、2000年に一旦廃止となり、万葉線株式会社に移管
した2002年4月1日からデ7075で復活した。


デ7061コカコーラ電車      1998/10/03                                      万葉線(株)で復活したデ7075カコーラ電車    2002/04/06
掲載日:2016/09/14
万葉線対策協議会が七夕のつどい

 手作り七夕のつどいが7月27日、高岡市荻布の万葉線株式会社で開かれ、高岡市二上町の万葉なかよし保育園の年長児19人が高さ約9mの七夕飾
りに短冊を結び付けた。高岡駅から隣接する米島口駅まで、万葉線のラッピング車両「ドラえもんトラム」に乗って移動した。
 池田正志万葉線取締役専務が「ここは電車のおうち。いつでも遊びに来てください」とあいさつした。園児は「平仮名が上手に書けますように」「身
長が伸びますように」など願い事を書いた短冊を保護者と一緒に竹に飾った。
 全員で竹に結び付けたロープを引っ張り竹を立ち上げた。童謡「たなばたさま」を歌った後、じょうろで打ち水を体験。市のマスコットキャラクター
「利長くん」との交流も楽しんだ。
 万葉線に親しんでもらおうと、高岡市や射水市などでつくる万葉線対策協議会が2003年から毎年、市内の園児を招いて開いている。七夕は8月7
日まで飾り、夜間は提灯に明かりを灯した。                                  
掲載日:2016/08/04

万葉線2016年3月期 2年連続の赤字

 万葉線株式会社(高岡市荻布、竹平栄太郎社長)が6月3日発表した2016年3月期決算は営業収益が乗客数の減少に伴い前期比0.9%減の1億9
700万円、経常損失は8400万円(前期・経常損失7600万円)、補助金を加えた純損失は800万円(同・純損失1400万円)だった。赤字は2
年連続。
 年間の乗客数は通学定期利用者の減少などで前期より6万8千人減り、118万5千人となった。120万人を割ったのは6年ぶり。自転車通学に切
り替える中高生の増加や少子化が影響したとみている。
 ドラえもんのラッピング電車「ドラえもんトラム」の乗客数は前期より400人増の14万2147人で好調だった。任期満了に伴う役員改選で、池
田正志総務部長と中上博文運輸部長が新たに取締役に就く。                                 
掲載日:2016/08/04

万葉線で電車まつり開催

 高岡市中心部と射水市新湊地域をつなぐ路面電車・万葉線の「電車まつり」が6月11日、高岡市荻布の万葉線本社と車庫周辺で開かれ、好天に恵ま
れ家族連や鉄道ファン訪れドラえもんトラムのミニ車両の乗車や運転体験シミュレーターなどを楽しんだ。電車まつりは、同社が6月10日の「路電の
日」と10月14日の「鉄道の日」に合わせて年2回開いている。
 運転体験シミュレーターは日本大学の学生が製作。万葉線車両の運転を疑似体験できる。子どもたちはレバーを操作して運転士気分を味わっていた。会場では鉄道模型Nゲージの運転も行われ、鉄道ファンを楽しませた。万葉線で訪れた人には、米島口駅下車時に帰りの無料乗車券が配られた。 


車両展示 デ7073  デ7076 MLRV1001  デ7074  除雪車                            鉄道模型Nゲージの運転会
掲載日:2016/06/12
高岡市が万葉線で「野菜たっぷり」「減塩」PR

 万葉線に5月19日、食育の情報を発信する「食育電車」が走った。11月まで毎月19日の「食育の日」に合わせて月に1回運行し生活習慣のポイ
ントやレシピなどを紹介する。
 高岡市が「健康たかおか輝きプラン」で掲げる「健康寿命の延伸」と「生活の質の向上」を目指すとともに「食育の日」を周知しようと、高岡市食生
活改善推進協議会が実施した。
 万葉線高岡駅で式典が行われ、「時の回廊ギャラリーりあん」責任者で協議会顧問の横川照子さんが「食生活を見直し、市民の健康日本一を目指して
いきたい」とあいさつ。高橋正樹市長と万葉線株式会社の池田正志総務部長がお祝いの言葉を述べた。
 食育電車は高橋市長の「出発進行」の合図でスタートし、高岡駅−越ノ潟駅間を1往復。車内では「野菜たっぷり 塩分控えめ」などと書かれたたす
きを着けた協議会のメンバーがショウガを使った「ジンジャーティー」を乗客に振る舞った。車内と高岡駅ではレシピや健康講座を紹介するチラシを配
った。


高岡駅で出発進行の合図する高橋市長と車内
掲載日:2016/06/12
ドラえもんトラム車両交代

 ドラえもんトラムの車両が3代目となった。ピカピカのMLRV1004が3代目として走っている。4月までドラえもんトラムだったMLRV10
02は塗装が更新されてピカピカだった。
 子ども達に夢を与えるよう、ドラえもんトラムを綺麗に保つことが藤子プロの許諾条件でラッピングが更新される。ドラえもんトラムを運休できない
ため車両が入れ替わる。また、ドラえもんトラムは火曜日のみ運休のフル稼働状態で、稼働率の均等化からも車両の交代が必要。
 ドラえもんトラムは高岡市と高岡商工会議所、万葉線株式会社でつくる「ドラえもんラッピング電車事業実行委員会」が2012年9月に運行を開始
した。高岡市出身の漫画家、故藤子・F・不二雄さんの代表作であるドラえもんのキャラクターがデザインされている。初代はMLRV1005だっ
た。 ドラえもんトラムは2015年8月31日までの予定が3年間延長され、2018年8月31日までとなった。
 万葉線の1日フリーきっぷは「ドラえもん」と人生の約束ロケ地めぐり」が発売されているが、どちらも有効期間は平成30年8月31日となってい
る。


MLRV1004に代わったドラえもんトラム
掲載日:2016/06/12
RACDA高岡軽快都市宣言Part16開催

 たかまちまつり第41回高岡獅子舞大競演会併催のRACDA高岡軽快都市宣言Part16が5月3日開催された。この日、富山県は強風が吹いていた
が、高岡市は風が弱く、フェーン現象で気温が上昇したなかで心地よいくらいの風だった。16時30分のイベント終了まで強風も雨もなく無事終了し
た。今年はデ7073の展示と、映画「人生の約束」ロケ地めぐりの紹介が行われたが、物品販売のみで寂しい内容だった。
 獅子舞大競演会で万葉線は末広町発着となった。末広町電停は2008年3月15日に新設された電停のため、それ以前に導入されたMLRV100
0形には末広町行きの表示機能が無く、「末広町止まり」のパネルを掲出して運行された。デ7070形は方向幕に「末広町」が追加されている。


RACDA高岡軽快都市宣言Part16               末広町発着となった万葉線 MLRV1002
掲載日:2016/05/04
万葉線ドラえもん電車50万人 運行3年半で達成

 高岡、射水両市をつなぐ路面電車・万葉線の車両「ドラえもんトラム」が3月13日、運行から3年半で乗客50万人を達成した。万葉線高岡駅で記
念式典があり、市民や関係者が節目を祝い、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんのふるさとを走る電車に愛着を深めた。
 ドラえもんトラムは、低床車両アイトラムの内外装にドラえもんのキャラクターをデザインしたもので、2012年9月から運行。子どもたちや観光
客の人気を集める。式典では、竹平栄太郎社長が「ドラえもんの電車は全国でここだけ。60、70万人と乗客を増やしていきたい」とあいさつ。伊藤
善章藤子・F・不二雄プロ社長が「長く市民に愛される電車になってほしい」と祝辞を述べた。
 高橋正樹高岡市長、夏野元志射水市長らが加わり、くす玉を割った。高岡市丸の内の中央保育園児25人は「夢をかなえてドラえもん」を合唱した。
 乗客の先着50組の家族連れにはどら焼きなどの記念品が贈られた。クルン高岡地下街ではドラえもんトラムをモチーフにしたミニ電車の運行が行わ
れた。                                                                                                       
掲載日:2016/05/04

親しまれる万葉線実感 茨城のローカル線支援団体が高岡訪問

 茨城県のローカル線「ひたちなか海浜鉄道」を支援する市民団体メンバーが3月19日、高岡市と射水市を結ぶ路面電車・万葉線の車庫を訪
れた。低床車両アイトラムなどを見学し、廃線の危機から復活した"市民の足"を身近に感じた様子だった。
 ひたちなか海浜鉄道(14.3km)は茨城交通湊線の存廃問題を受け、2008年から、ひたちなか市と茨城交通が出資する第三セクターとし
て運行されている
万葉線株式会社出身で公募制度で社長に採用された吉田千秋さんが古巣での経験を生かし乗客数をV字回復させている。
 市民団体「ローカル鉄道・地域づくり大学」のメンバー19人と、同大学理事長の吉田さんが現地視察として訪れた。同大学は毎年夏に公共
交通に関する講座を開き、全国各地の社会人や学生ら30人程度が受講するという。
  一行は高岡駅から万葉線に乗って車庫に到着。吉田さんから説明を受けた。存続が危ぶまれた万葉線が市民や行政の支援
アイトラムの導入
などで立ち直り、全国で廃線寸前の鉄道が生き残るきっかけにもなったことを学んだ。
 吉田さんは「万葉線など全国の公共交通の成功例を講座で取り上げることで、公共交通の重要性が広まればうれしい」と話した。
 ローカル鉄道・地域づくり大学メンバーらと交流を深めている
RACDA高岡(路面電車と都市の未来を考える会・高岡)の会員も訪れた。
 一行は米島口駅からドラえもんトラムに乗って高岡駅へ向かい、城端線で戸出駅へ向かった。高岡市戸出地区の民家で交流会も開かれ参加者
が懇談した。


荻布車庫で吉田さん(右)から説明を受けるメンバー            戸出地区での交流会で説明するRACDA高岡島会長
掲載日:2016/05/04
ボーイスカウト高岡などが万葉線の電停を清掃

 高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線の「電停クリーン作戦」が3月20日行われ約60人が各電停の清掃で爽やかな汗を流した。 ボーイスカウ
ト高岡第21団ボーイ隊と路面電車と都市の未来を考える会・高岡(通称・RACDA高岡、島正範会長)が毎年開き、今年で7回目。ボーイスカウト高
岡第1、11団ボーイ隊やボランティア活動を行う高岡西高校JRC部員、能町地区住民も参加した。
 能町公民館前でRACDA高岡の水越益夫幹事から注意事項など説明を受けた後、参加者は4班に分かれて新能町電停を出発。万葉線を乗り継ぎなが
ら、片原町と高岡駅を除く24カ所の電停を回り、手すりを拭いたりごみを拾ったりした。


能町公民館前で水越幹事の説明を聞く参加者

急患医療センター前の高岡駅方面電停

広小路の越ノ潟方面電停
掲載日:2016/03/21
万葉線でおでん味わい国際交流

 富山県内に住む外国人らが、高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線に乗って日本酒やおでんなどを味わう「国際・新酒おでん電車」が2月19日運
行された。参加者は、レトロな電車の乗り心地やおいしい酒を楽しみながら交流を深めた。
 おでん電車の運行は万葉線株式会社が行っている冬の名物行事
同電車を用いた国際イベントは高岡市国際交流協会が今年初めて実施した
 電車は高岡駅を発着点に、射水市新湊庁舎前を折り返すコース。英国、米国、オランダ、カナダ出身で県内で暮らす5人と、日本人の同協会員合わせ
て24人が参加した。日本酒の新酒や焼酎のほか、おでんやすし、おにぎりなど日本ならではの食事が並んだ。ドジョウのかば焼きもあった。
 参加者は升につがれたおいしい日本酒を片手に熱々のおでんを頬張り、会話に花を咲かせた。抽選会も行われ、参加者に万葉線のグッズがプレゼント
された。


乾杯する参加者               おでん電車デ7071と定期電車デ7076
掲載日:2016/02/22
急な積雪で軌道凍結 万葉線運休が長期化

 1月24日の大雪のため全線で運休し、26日夜に一部区間で運行を再開した万葉線は27日、運行する万葉線株式会社の社員らが総出で除雪に当た
ったが、全線での運行再開はできなかった。
 影響の長期化は、急な積雪や低温による軌道の凍結、さらに除雪に欠かせない除雪車の脱線事故が要因となった。
 高岡
射水両市を結ぶ万葉線は今季一番の寒気に見舞われた24日昼前から沿線は猛吹雪となった急激な積雪で立ち往生する電車が相次ぎ全線で運
行を取りやめた。
 除雪車が出動したものの車両に不具合が見つかり、作業を中断。25日未明に再開したが
近くの観測地点で積雪80cmに達した上軌道は厳しい冷
え込みで凍結し、既に除雪車による作業はできない状況だった。
 25日午後、線路の脱線防止の溝に付着した氷を除去するため、除雪車が再度出動したところ、凍った雪に乗り上げて脱線。担当者は「無理したと言
われても仕方ない」と振り返る。修理と北陸信越運輸局による調査のため、除雪車は使用できず、作業は融雪剤の散布、除雪機やスコップ、ツルハシな
どによる人海戦術に頼らざるを得なくなった。
 富山市の市内電車は2012年の大雪による運行まひを教訓に、今回は降雪直後に除雪車を走らせるなどした結果、ほぼ平常通りの運行を維持した。
24日の終電以降も線路の凍結を防ぐため、3台の電車を走らせ続けたという。富山地鉄の担当者は、「早めの対応しか方法がない」と言う。
 富山地鉄と万葉線株式会社によると、今回の大雪では高岡市の積雪が富山市に比べて圧倒的に多かった。さらに万葉線の運行間隔は約15分で、5〜
10分間隔の市内電車より長いため、凍結が起こりやすい状況だったとみられる。万葉線株式会社の村岡正行総務課係長は「経験不足もあった。今後は
早めの対応を徹底したい」と話す。
 万葉線は27日、前日夜に運行を再開した高岡駅−米島口に加え、米島口−六渡寺間でも運行を始めた。同社によると、27日は六渡寺−越ノ潟間
4.9kmのうち、中新湊までの約2.6kmでほぼ除雪作業を終えた。同日は始発から六渡寺−越ノ潟間で、バス代行輸送を実施した。高岡駅−六渡寺は
通常ダイヤで運行。
 未復旧だった六渡寺−越ノ潟間の除雪と試運転が終わり、安全性が確保されたため、28日13時5分から全線で運行を再開した。


越ノ潟駅に到着する万葉線代行バス                    2016/01/27          踏切から越ノ潟駅
掲載日:2016/02/01
おでん電車デモ運行 熱々おでん・新酒満喫

 高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線の「新酒おでん電車」のデモンストレーション運行が1月21日行われた。両市の関係者24人が、赤ちょう
ちんの掛けられた車内で日本酒とおでんを味わった。
 万葉線株式会社が2009年から行っている冬の名物行事。コースは高岡駅発着と中新湊駅発着から選ぶことができ1時間35〜45分で往復する。
 この日、一行は高岡駅を出発。同社の竹平栄太郎社長、高橋正樹高岡市長、夏野元志射水市長があいさつし、万葉線を愛する会の多田慎一会長が乾杯
の発声を行った。参加者は升に入った酒と熱々のおでんを口にし、親睦を深めていた。
 運行期間は1月25日〜3月12日(日曜運休)。団体貸し切りのみの予約制で、定員は25人。価格は5万円(日本酒、おでん代含む)。そのほかの酒
類、おつまみの持ち込みは自由。               
掲載日:2016/02/01

映画「人生の約束」記念乗車券発売

 万葉線株式会社は1月15日から、射水市新港地域を舞台にした映画「人生の約束」を記念したロケ地巡り乗車券を発売した。
 三折りのはがきサイズで、ロケ地の案内図を掲載。出演者や撮影スタッフがよく訪れた餅店や飲食店など8カ所では、提示すると割引やドリンクサー
ビスなどの特典がある。1日乗り放題で、米島口電停前の本社や車内で大人1人800円、子供は400円、きっぷの有効期間は2018年8月31日
まで。1000枚限定で販売する。同社のホームページでも受け付ける。


人生の約束 ロケ地めぐり乗車券 表面                                           裏面の「ロケ地まち歩き」
掲載日:2016/02/01
ショウワノート ドラえもんトラムグッズの第4弾発表

 ショウワノート(高岡市佐野)は12月16日、万葉線のドラえもんトラムグッズの「トラムでGO!シリーズ」第4弾を発表し、万葉線高岡駅で9ア
イテム11種類を紹介した。
 シリーズは2013年に第1〜3弾を発売。北陸新幹線開業からドラえもんトラムを目当てとする観光客が増えたことや「藤子・F・不二雄ふるさと
ギャラリー」が、高岡市美術館にオープンしたことを記念して、第4弾を企画した。
 ショウワノート営業本部高岡分室の松田亜沙美副主任が商品を一つ一つ説明した。コンセプトはドラえもんを見て育った大人も使えるアイテムで、筆
記具などデスク周りで使いやすい商品がそろう。マスキングテープには高岡大仏や瑞龍寺など、万葉線の沿線を中心とした観光スポットを高級感のある
金の箔押しでプリント。秘密道具の絵がちりばめられたペンケースは見ているだけで楽しい。グッズは16日から、万葉線本社や文苑堂書店、土産物店
など富山県内限定で販売する。      
掲載日:2016/02/01