2016/07/03 更新
 西武鉄道の5000系レッドアローの車体のみ譲り受け、JRの485系などの廃車発生品を利用して1995年に第1編成
1996年に
第2編成が地鉄の稲荷町工場で完成した。中間車を含む3連で完成したが、当初から20m車3両で輸送力過剰が問題になってお り、朝の通勤
通学輸送と観光特急運用以外は稲荷町車両基地に駐まっていることが多かった。
 第2編成は2005年3月に、第1編成は2006年3月に稲荷町工場で2連化とワンマン化改造工事が実施された。改造はモハ16014
の電装をクハ112に移して新モハ16014となり、同様にモハ16012の電装をクハ111に移して新モハ16012となった。これに
より、フル稼働が可能になり見る機会が増えた。また、ワンマン化改造により運転台も覗けるようになった。
 走行装置は485系の廃車発生品を利用しているので線形の良い西魚津−新魚津間などでは乗り心地はJRの485系と同じ感じ。
  2011年に映画
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の公開を機に第2編成のモハ16013+サハ112+モハ16014
が改装されJR九州の車両を数多く手がけた水戸岡鋭治氏のデザインによる「アルプスエキスプレス」となった。西武時代からの外観を保ちつ
車体前面と側面にロゴマークなどが入った宇奈月温泉側からモハ16013+サハ112+モハ16014。
 アルプスエキスプレスは3両編成で、2号車は内装全体に木材を使い、軽食や飲み物の販売ブースを設置。木製の枠が付いた大きな窓からは
立山連峰などの雄大な景色を楽しめる。外向きや向かい合わせなど多彩なシートをゆったりと40席配置している。
 先頭になる1号、3号車も木製を基調としたものに統一された。硝子で仕切られた4人用席を新設した他シートもブルー一色から多彩な色の
ものに新調された。鉄道線のICカード運用開始によりワンマン機器も取り替えられた。運賃表示器は支線からの運賃が表示できないなどの問
題 があり、液晶からLEDタイプに変更になっている。
 毎年4月〜11月まで特急に設けられていた指定席は、ほとんど利用が無いことから廃止された。座席指定車はアルプスエキスプレス編成の
2号車のみとなる。2号車は普通列車運用時も210円の指定席料金が必要で、指定券は2号車内でアテンダントが販売する。


20m車体 出力480kW 編成出力960kW
第1編成モハ16011+モハ16012        1969年 日立製作所製      1995年 地鉄稲荷町工場
第2編成モハ16013+クハ112+モハ16014 
1970年 西武所沢工場製    1995年 地鉄稲荷町工場


第2編成  アルペン特急立山行き モハ16013+サハ112+モハ16014  稚子塚駅
 

平日の特急「うなづき号」  常願寺川橋梁
 

平日の特急「うなづき号」  越中荏原−越中三郷
 

休日の特急「うなづき号」  寺田駅
 

休日の特急「うなづき号」  電鉄黒部駅
 

モハ16013の車内
 

モハ16014の車内
 

サハ112車内 1号車方向
 

サハ112車内 3号車方向
 

モハ16013のこども展望席
 

モハ16013の4人掛けシート部
 

モハ16014の銘板
 

モハ16013の連結面
 

サハ112の4人掛けシート
 

サハ112車内
 

サハ112車内 展望席
 

物販カウンターとアテンダント
 

北陸新幹線開業後のサハ112車内
 

特急「うなづき号」ヘッドマーク
 

特急「アルプス号」ヘッドマーク
 

側面の社章と車番
 

モハ16013 運賃表示器
 

サハ112 運賃表示器
 

カードリーダー端末と客室モニター
 

ICカード対応整理券発券機
 

ICカード対応整理券発券機
 

ICカード対応運賃箱
 

客室モニターカメラ
 

サハ112の銘板
 

地鉄電車唯一のトイレ付
 

先頭側台車 DT32
 
 

連結側台車 DT32
 
 

サハ112台車 TR69
 
 

第1編成  普通電鉄富山行き モハ16012+モハ16011  越中三郷−越中舟橋間
 

第1編成  普通立山行き  岩峅寺駅
 

第1編成  普通立山行き  釜ヶ淵駅
 

第1編成  特急電鉄富山行き  上市駅
 

第1編成  特急電鉄富山行き  宇奈月温泉駅
 

第1編成モハ16011運転台
 

第2編成モハ16014運転台    改造前 電流計が無い
 

第1編成モハ16012客室
 

第1編成モハ16011客室
 

モハ16011 ドア付近
 

モハ16012 ドア付近
 

モハ16014 銘板(改装前)
 

モハ16012 運賃表示器
 

廃止された液晶表示器
 

客室モニターのカメラ
 
16010系 PHOTO   写真をクリックすると1920×1080で表示します。

第1編成 普通宇奈月温泉行き  越中荏原−越中三郷間
 

第2編成 普通電鉄富山駅 寺田駅立山線ホーム
 

第2編成 特急宇奈月温泉行き 電鉄富山駅
 

第2編成 特急宇奈月温泉行き 電鉄富山駅
 

第2編成 特急宇奈月温泉行き 寺田駅
 

第2編成 普通岩峅寺行き 上滝線月岡−大庄間
 

モハ16011
軌  間:1067mm
架線電圧:直流1500V
車両構成:片運転台  ワンマンカー
自  重:41.0 t
定  員:107名(座席定員52名)
車両寸法:L20000mm×W2930mm×H4150mm
造 所:日立製作所
台車型式:空気バネ台車 JR DT-32E
主電動機:直流直巻電動機 MT-54  120kW×4
駆動方式:中空軸平行カルダン
制御装置:直並列抵抗電動カム軸式 CS-15-F
制動装置:抑速制動装備発電制動併用電磁直通空気制動(HSC-D)
集電装置:PT4307S-B-M
補助電源:
冷房装置:屋根上集中形交流式ユニットクーラー 28000kcal

モハ16012
軌  間:1067mm
架線電圧:直流1500V
車両構成:片運転台  ワンマンカー
自  重:41.0 t
定  員:107名(座席定員52名)
車両寸法:L20000mm×W2930mm×H4150mm
造 所:日立製作所
台車型式:空気バネ台車 JR DT-32E
主電動機:直流直巻電動機 MT-54  120kW×4
駆動方式:中空軸平行カルダン
制御装置:直並列抵抗電動カム軸式 CS-15-F
制動装置:抑速制動装備発電制動併用電磁直通空気制動(HSC-D)
集電装置:
補助電源:日立製作所製HG-584-I 110kVA  MG
冷房装置:屋根上集中形交流式ユニットクーラー 28000kcal