地鉄滑川駅舎	停車中の１００３０系普通電鉄富山行き
富山地方鉄道滑川駅は富山電気鉄道が滑川まで開通した１９３１（昭 和６）年１１月６日に開業した。当時は国鉄滑川駅との共同駅だった。　この共同駅は駅の東西を結ぶ地下道が開通した２００１年６月３０日 まで続いた。 　この地下道には防犯対策として監視カメラ１２台やモニター、非常用 押しボタンが設置されている。 　バリアフリーに配慮して、車椅子利用者や年寄りが使いやすいように エレベータ(定員１１人)が南北に設置されている。この地下通路完成に よりＪＲと富山地方鉄道を結んでいた跨線橋が廃止となり、富山地方鉄 道滑川駅は共用駅から単独駅になった。 　駅前にはパークアンドライド用の駐車場が整備され、屋根付きの駐輪 場も整備された。ＪＲ駅と結ぶ跨線橋は入口を塞いでしばらく残ってい たが現在は完全に撤去されている。 　地鉄滑川駅は片面ホームの無人駅で、ここを終着、始発とする列車が 平日８往復設定されていが２００７年３月のダイヤ改正で、滑川駅止ま りの列車の多くが電鉄黒部駅まで延長され、滑川折り返しは平日３本の みとなっていたが２０１１年１２月の改正で利用実態に合わせて日中の 列車は中滑川駅止まりに戻された。折り返し列車は行き違いのために早 月加積駅まで回送される場合があった。北陸新幹線長野−金沢間開業に 伴う２０１５年３月１４日の改正で行き違いのできる舌山駅まで延長さ れ滑川駅止まりは平日２本のみとなった。２０１６年３月２６日改正で １本は宇奈月温泉行き、１本は上市行きに変更となった。 　富山県内のＪＲ北陸本線は、あいの風とやま鉄道に移管された。	富山市へ、あいの風とやま鉄道で３６０円１５分地鉄：５５０円３５ 分(ＩＣカード使用時）の魅力から駅周辺は富山市のベッドタウンとし て住宅団地の開発が進んでおり、地鉄を初めてとして沢山の民営パーク アンドライド駐車場がある。他のあいの風とやま鉄道駅に比べて低料金 未舗装の所は月額２５００円となっている。 　駅前には滑川市、立山町、上市町、舟橋村を管轄するハローワーク滑 川がある。東側約８００ｍに市立総合体育館富山医療福祉専門学校、福 祉施設サン・アビリティーズ滑川がある。魚津側の県道３２０号線に南 北を結ぶ辰野跨線橋が整備され南北の行き来が改善された。 　地下道を潜って、あいの風とやま鉄道滑川駅の魚津側にビジネスホテ ルサンルートがある。富山駅側にはショッピングセンターエール、線路 沿いに駅前中央公園に向かって公園通り商店街があり、エールの更に富 山側には滑川市民交流プラザがある。 　公園通り商店街の端に駅前中央公園があり、市立図書館と市立の滑川 東地区公民館がある。西側約３００ｍの所に厚生連滑川病院がある。南 西約１kmの所には滑川市役所、市民ホールがある。 　駅から約６００ｍの海岸に道の駅「ウェーブパークなめりかわ」があ り、パーク内にほたるいかミュージアム、深層水入浴施設タラソピアが ある。 　パークの東側に滑川漁港があり、富山県水産研究所の漁業調査船立山 丸の母港になっている。立山丸は総トン数１６０トン、最大速度１４． ６ノットで１９９８年に長崎造船所で製造された。
地鉄滑川駅ホーム	あいの風とやま鉄道(AR)滑川駅から１４７６０系普通電鉄富山行き
ほたるいかミュージアム	富山県漁業調査船立山丸