最終更新日2019/09/03
最終取材日:2018/01/08

のとなかじま
路線:のと鉄道七尾線
笠師保
 ← 能登中島 → 西岸
所在地:石川県七尾市中島町浜田ノ1-2

能登中島駅舎

停車中のNT302+NT301穴水行き
 能登中島駅は国鉄七尾線が能登中島まで延伸した1928(昭和3)年
10月開業した。中島の中心部からは離れているが、駅前の丘の上に石
川県立中島高校があったが、少子化による高校の統合で2010年3月
7日に最後の卒業生を送り出して廃校になった。今後、卒業証明書など
は統合校の石川県立東雲高校(しののめ)で発行する。
 ホームは相対式で跨線橋で結ばれている。本線の他に海側に側線があ
り、山側に保線車両用の引き込み線がある。平日のみ依託駅員が配置さ
れ、営業時間は8時30分から14時30分までとなっている。駅員配
置時のみレンタサイクルが利用できる。
 2005(平成17)年3月31日に能登線の穴水−蛸島間が廃線とな
り、能登線内に保存されていた車両が移動して、側線に郵便車オユ10
形が展示保存されている。観光列車「のと里山里海号」は当駅に10分
ほど停車して内部を見学するようになっている。NT800形も展示保
存されていたが、現在は穴水駅へ移動している。
 のと鉄道では各駅にサブタイトルを付け、能登中島駅は「演劇ロマン
駅」となった。これに伴い駅名表示板が青地に白文字へ変更さたが、現
在は白地に黒文字に戻っている。
 駅舎は能登半島を富山湾沿いに珠洲市まで走る国道249号線の側に
あり、きれいなトイレが設置されている。駅舎の七尾寄りには、パーク
&ライド用の駐車場が設置されている。そのほかに駅舎近くに駅利用者
用の駐車場と3カ所の駐輪場が設けられている。駅の裏手には七尾市中
島野球場があり、七尾方面ホームへの入口がある。のと鉄道はすべて運
賃車内収受のため、有人駅でも改札業務は行わない。
 中島には本格的な演劇専用の劇場、能登演劇堂がある。国指定の重要
無形文化財に指定された「お熊甲祭」を中心に祭りの体験と交流の展示
会館能登中島祭り会館がある。七尾湾は能登蛎の産地で海には養殖用の
筏が浮かんでいる。駅周辺にも牡蠣が食べられる店や生牡蠣の直売所も
多い。休日(土曜、日曜、祝日)のみ営業の店もある。
 この駅は能登牡蠣買い出しのため、11月下旬〜1月下旬に、年1、
2回訪れる。列車では津幡経由で、乗車時間だけでも2時間、乗り換え
時間を含めると2時間30分、能越道経由で1時間30分かからない。
 能登中島駅を出た列車は山を一つ越えて次の西岸駅へ向かう。平行す
る国道249号線も山を越える峠の手前を右折すると瀬嵐地区へ出る。
ここからは対岸の和倉温泉街を一望することができる。

ホームと跨線橋

行き違いするNT201+NT211穴水行きとNT213+NT203七尾行き

瀬嵐地区から牡蛎養殖筏と和倉温泉街

能登中島駅側線に展示保存のオユ10形郵便車

ホームから笠師保駅方向

ホームから西岸駅方向

穴水方面ホームの駅名標

七尾方面ホームの駅名標

駅舎ホーム側の駅名表示板

西岸駅側からホーム

七尾方面ホームから駅舎

七尾方面ホーム跨線橋階段

跨線橋通路

跨線橋の小さな穴から笠師保駅方向

跨線橋の小さな穴から西岸駅方向

穴水方面ホーム跨線橋階段

窓口

待合室

時刻表・券売機・運賃表

穴水行き列車から能登中島駅

七尾方面ホームから駅舎

七尾方面ホーム待合室

七尾方面ホーム待合室内部

平日のみ営業の窓口

駅愛称銘額

入口の駅銘板

整備されたトイレ

笠師保駅側の駐輪場

西岸駅側の駐輪場

駅舎へのスロープ

駅前の利用者駐車場

笠師保駅側のパーク&ライド駐車場

観光案内板 合併前

国道249号線の歩道橋

七尾市中島野球場

NT132+NT122七尾行き 2001/10/07

NT132+NT122七尾行き  2001/10/07

到着するNT123蛸島行き  2001/10/07

発車したNT203七尾行き

発車したNT204穴水行き

到着するNT203穴水行き

停車中のNT301+NT302穴水行き

発車したNT301+NT302穴水行き

ホームからNT213+NT203七尾行き

発車したNT212+NT213穴水行き

発車したNT204+NT201七尾行き

到着するNT212+NT203七尾行き