2022/03/19 更新           2013-2015          2012 以前          
 
富山駅南口にJR西日本系列のマルートとホテルヴィスキオ富山開業
 富山駅前の複合ビル内の商業施設「MAROOT(マルート)」と「ホテルヴィスキオ富山」が3月18日、富山市明輪町でオープンした。マルート
には食料品や日用品などを中心に、生活に密着した72のテナントが入り、開業初日から大勢の客が訪れた。
 9時30分から開業式典があり、JR西日本の長谷川一明社長が「駅前のさらなるにぎわいづくりに貢献したい」とあいさつ。新田八朗知事と藤井裕
久富山市長が祝辞を述べ、関係者がテープカットした。
 朝は小雨が降るあいにくの天気となったが、開店前から大勢の人が列をつくった。同10時に開店すると、来店客は入り口で手指を消毒してからお目
当ての店舗に向かい、買い物を楽しんでいた。
 ビルの名称は「JR富山駅ビル」。12階建てで、1〜4階がマルート、5〜12階がホテル。400台分の立体駐車場を備える。マルートの営業時
間は10時から20時。

富山駅前の複合ビルのマルートとホテルヴィスキオ富山           大勢の買い物客でにぎわうマルート店内  北日本新聞から
掲載日:2022/03/19
     
あいの風とやま鉄道に「新富山口駅」開業
 あいの風とやま鉄道の新駅「新富山口駅」が3月12日、富山市下冨居2丁目に開業した。富山駅と東富山駅の間に位置する。周辺では住宅地などの
大規模開発事業が進んでおり、将来的な乗降客数は1日2500人を見込む。富山市豊田、広田地域などから市中心部へのアクセスが向上し、人の流れ
の活性化が期待される。
 あいの風とやま鉄道が設置する新駅は2018年の高岡やぶなみ駅に続いて2カ所目。JR北陸線から引き継いだ県内区間では21番目の駅となる。
所要時間は4km先の富山駅まで約4分、2.6km先の東富山駅まで約3分。
 無人駅で、線路を挟んだ東口と西口に簡易自動改札機や券売機を設けた。渡線橋でホームにつながる。富山方面の2番ホームと東口駅舎の間にJR貨物の2本の線路があるため、3基のエレベーターで結ばれている。
 総事業費は15億4千万円。2019年12月に工事に着手し、2021年3月の完成を予定していたが、新型コロナの影響による作業の遅れなどで工期が1年延びた。
 記念式典で日吉敏幸社長が「今後の周辺開発で都市機能の向上が図られる。地域と共に発展する鉄道を目指したい」とあいさつ。駅舎前で平井隆志北
陸信越運輸局長や新田八朗知事らがテープカットした。


開業した新富山口駅 東口駅舎前でテープカットが行われた 北日本新聞から   到着した521系AK18編成金沢行き


新富山口駅西口駅舎                           東富山駅側からホーム


魚津・泊方面1番ホームの駅名標                     富山・高岡方面2番ホームの駅名標
掲載日:2022/03/18
えちごトキめき鉄道「直江津D51レールパーク」オープン
 蒸気機関車(SL)の乗車体験などが楽しめる新潟県上越市直江津地区の鉄道テーマパーク「直江津D51(デゴイチ)レールパーク」が、大型連休(GW)初日の29日にオープンした。家族連れや鉄道ファンら約240人が詰め掛け、間近で見るSLに目を輝かせた。
 レールパークは上越市のえちごトキめき鉄道が、明治時代から「鉄道の街」として知られる直江津の活性化を目指し、車両基地の一部を改装して開業した。「デゴイチ」の愛称で親しまれるSLのD51形827号機を大阪府の企業から借り、週末や祝日を中心に運行する。
 乗車体験は1日4回行われ、一番列車は開園直後の29日10時すぎ、事前に予約した約50人を乗せ、汽笛を高らかに鳴らして出発した。
 乗客は窓から手を振ったり、景色をカメラに収めたりして楽しんだ。D51を転車台に乗せて回す様子も披露され、子どもたちが「きかんしゃトーマスみたい」と歓声を上げた。
 レールパークのD51は石炭を使わず、圧縮空気で動くように改造され、煙突から出る白煙はスモークマシンを使っている。貨物列車の車掌が乗っていた「緩急車」を客車代わりに連結し、直江津駅までの約200mを往復する。
 開園初日の29日は、直江津駅構内の自由通路で食品や雑貨などを販売するイベントも開かれ、出店者や訪れた人々が、通路の窓からD51の勇姿を眺めていた。
 レールパークではD51以外にも、旧国鉄時代の雰囲気を残す413系電車を展示。オリジナルグッズの販売や、トキ鉄名物「線路の石の缶詰」の製作体験も行われている。

蒸気機関車D51 827                           413系電車    画像:えちごトキめき鉄道
掲載日:2021/05/10
     
あいの風とやま鉄道東富山駅東口供用開始
 2021年3月28日の始発から、あいの風とやま鉄道東富山駅東口改札が供用開始した。東富山駅東側地区には、富山市東富山運動広場、富山県立富山東高校、済生会富山病院、アルペン球場、富山県運転教育センターがあるが、近年宅地開発も進んでいる。
 あいの風とやま鉄道は線鉄道の利便性向上と利用促進を図るため、富山市と連携し、東口改札等の整備を進めてきた。富山市では、東口改札へのアク
セス利便性の向上を図るため、新たに駅前広場・駐輪場、アクセス道路整備を行った。あいの風とやま鉄道は通勤利用者用に月極駐車場を設けた。
 送迎などの一時駐車は従来からの東富山運動広場の駐車場が利用できる。東口駅舎には、自動券売機、IC簡易改札機、待合スペースが設置されてい
る。月極駐車場は18台で料金は月額3,080円(税込)となっている。
 東富山駅では建築から約100年経過して老朽化している西口駅舎の改修とエレベーターの設置が予定されている。


東富山駅東口駅舎                           新富山口駅側の駐輪場 水橋駅側にも同じ規模の駐輪場がある

駅舎の待合スペース                           IC乗車券改札機
掲載日:2021/04/01
     
富山港線に龍谷富山高校前(永楽町)駅開業
 富山駅の南北を走る富山地方鉄道の路面電車が、富山駅の高架下で接続して1年を迎える2021年3月21日、富山港線に「龍谷富山高校前(永楽
町)」が開業した。
 駅はインテック本社前−奥田中学校前の各停留所間の距離が長かったため、富山ライトレール開業時から永楽町駅として計画されていて、富山市が利
便性向上のために設置した。駅名はネーミングライツで龍谷富山高校前(永楽町)に決まり、いたち川右岸の八田橋詰めに停留所が造られた。
 龍谷富山高校は西本願寺系の藤園女子高校だったが1999年4月に共学となった。龍谷富山高校はいたち川左岸にあり、高校前で稲荷公園を流れて
きた赤江川が、いたち川に合流する。
 電停の南側には1858年の「安政の大地震」で立山から流れ着いたとされる、永楽町の延命地蔵がある。2020年3月17日にガラスの町富山に
ちなんだガラスの地蔵が設置されている。

いたち川上流側から電停                           奥田中学校前駅側の横断歩道から電停
掲載日:2021/03/30
     
富山港線にオークスカナルパークホテル富山前駅開業
 富山駅の南北を走る富山地方鉄道の路面電車が、富山駅の高架下で接続して1年を迎える2021年3月21日、富山港線に「オークスカナルパーク
ホテル富山前」と「龍谷富山高校前(永楽町)」が開業した。 
 利用開始に先立って20日に、「オークスカナルパークホテル富山前」近くの富山市牛島町のブルーバールで記念式典が開かれた。式典には関係者
18人が参加し、くす玉を割って開業を祝った。森雅志市長は「駅の北側はオーバード・ホールや富岩運河環水公園など、全国に誇れるような文化・観
光施設が集約されている。アフターコロナを見据えて、大事な意義がある」と力を込めた。富山地方鉄道の辻川徹社長は「これからも市や地元の方、関
係の皆さま方と連携しながら、便利になるようにさらに努力していきたい」と語った。
 カナルパークホテル富山前は、岩瀬浜行きの電車のみが停車する片方向駅で、富岩運河環水公園へ行く人や、カナルパークホテル宿泊者の岩瀬方面へ
の観光に利用できる。電停名の変更も行われ、大学前が富山大学前となった。


オークスカナルパークホテル富山前電停                  片方向電停のため通過する9001富山大学前行き
掲載日:2021/03/30
     
日本一長い名前トヨタモビリティ富山のGスクエア五福前(五福末広町)
 1月1日から軌道線の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」電停の名称が「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」に変わり、日本
一長い駅名になった。変更前の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」も2020年3月までトップだったが、京福電鉄嵐山線の「等持院(とうじいん
)・立命館大学衣笠(きぬがさ)キャンパス前」誕生に伴い首位を明け渡していた。
 命名権を持つ自動車ディーラーの富山トヨペットが、合併でトヨタモビリティ富山となり地鉄に変更を申し出た。表記は「(五福末広町)」を含む25字で、読み32字。京福電鉄の「等持院−」は2020年3月20日に名称変更した駅で、表記17字、読み26字はいずれも日本一と公表していた。 
 京福電鉄の広報担当者は「日本一が1年ももたなかった」と残念がった。トヨタモビリティ富山の品川祐一郎社長は「日本一は意識していなかったの
で驚いた。長い名称で申し訳ないが、地域や利用者に親しんでもらいたい」。地鉄の鉄軌道部担当者は「当社としては日本一かどうか確認できていな
い」とした上で「注目度の向上で乗客の増加につながれば」と語った。
 ここまで長いと、利用者はこの名称を使うことはない。バス停名が五福末広町なので電停名も五福末広町となる。


富山駅方面電停の駅名標 合成画像                     発車した7022レトロ電車南富山駅前行き
掲載日:2021/03/30
     
えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに「えちご押上ひすい海岸駅」開業
 2021年3月14日、えちごトキめき鉄道 「日本海ひすいライン」の糸魚川駅と梶屋敷駅の間に、新しい駅「えちご押上ひすい海岸駅」が開業し
た。えちごトキめき鉄道として初めて新設する駅となった。
 えちご押上ひすい海岸駅は、糸魚川駅から約1.6km、梶屋敷駅からおよそ2.7kmの位置に設置された無人駅。周辺に糸魚川高校や糸魚川総合病院
があるため、住民からは通学や通院に便利になると期待の声があがっている。
 上り泊方面ホームと下り直江津方面ホームは県道221号線の踏切を挟んで千鳥配置となっている。上りホームに待合室が設置されている。待合室は
押上地区が漁師の町だったことに合わせて船小屋をイメージしている、使用されている木材は糸魚川市産で木のぬくもりを感じられるつくりになっている。
 13日は、記念式典が開かれ、花角新潟県知事、糸魚川市長、えちごトキめき鉄道の鳥塚社長などおよそ90が出席し開業を祝った。
 米田市長は「糸魚川高校が現在の地点に移転した昭和47年(1972)から長きにわたって地元住民のみなさんを中心に取り組みが進められて実現され
た。糸魚川総合病院、県糸魚川地域振興局といった各施設やヒスイ海岸など観光地へのアクセス向上により、駅周辺のにぎわい創出など糸魚川市の観光
振興、地域経済の活性化に大きく寄与する」と期待を寄せた。
 鳥塚社長は「地元の方が鉄道に関わって盛り上がってくれることがうれしい。高齢化で鉄道を必要とする人がこの地域にも増えてきたのでお役に立て
ればと思う。押上地区は観光利用としても今後発展していくと思う。地元はもちろん遠くから訪ねてくるときの目的地にもなる」として沿線の利用を呼び掛けた。

糸魚川駅方面ホーム入り口の待合室                   到着するET122-6+ET122-7泊行き

糸魚川方面ホームの駅名標                        待合室の運賃表      画像:上越妙高タウン情報から
掲載日:2021/03/16
あいの風とやま鉄道石動駅で小矢部市立図書館オープン
 あいの風とやま鉄道石動駅の旧駅舎跡地で工事が行われていた小矢部市民図書館が2020年3月26日に開館した。
 1階のメインの入口の他に石動駅の改札口側にも入口がり、どちらにも貸出図書の受付コーナーと返却ポストが設置されている。図書館には本やDV
Dなどが13万6千点収蔵されている。
 1階入口に休憩コーナーがあり、持ち込みでの飲食が可能となっている。2階北側の窓際に学習・閲覧席が設けられている。駐車場は駅南第一駐車場
と駅前駐車場が利用でき、図書館利用者は3時間無料となる。
 開館時間は火曜〜金曜が9時から19時、土曜・日曜・祝日は9時から17時、休館日は毎週月曜日と年末年始で、月曜が祝日・振り替え休日にあた
るときは翌平日となっている。市民図書館のホームページからも本の検索や予約ができる。


小矢部市民図書館2階改札側の入口                        2階改札側の入口の案内・受付
掲載日:2020/03/27
     
富山駅 富山市路面電車、南北直通運転始まる
 富山駅の南北を走る路面電車の直通運転が3月21日始まった。市民や観光客が乗車して駅高架下をくぐり抜け、二つの路面電車のレールがつながっ
たことを実感した。中心市街地や沿線では記念イベントが開かれ、市内は祝祭ムードに包まれた。
 初日は5時台の始発から多くの市民が乗車。駅や沿線ではLRT(次世代型路面電車)を撮影する人の姿も見られ、「街なかに遊びに行きやすくな
る」「駅北を走っていたポートラムが南側を走る風景は新鮮」といった声が聞かれた。富山駅の停留場では多くの人で混雑してダイヤが大幅に乱れたが
21日23時の時点で事故によるけが人はいなかった。
 富山市のオーバード・ホールで記念式典があり、森雅志市長や石井隆一知事、佐々木紀国土交通政務官、県選出の国会議員ら約1100人が出席。森
市長は「市民100年の夢である南北の市街地の一体化が実現する。コンパクトなまちづくりの大きな到達点だ」とあいさつした。
 女優で特別副市長の柴田理恵さん(富山市八尾地域出身)と中学生5人が「南北接続が明るい将来の第一歩となるように」と願う都市宣言を読み上げ
た。出席者はマスクを着用し、体温検査して入場するなど、新型コロナウイルス対策が施された。記念イベントも規模を縮小して行われた。
 南北接続は、駅の北側で旧富山ライトレールが運行したLRTと南側で富山地方鉄道が走らせる市内電車のレールを駅高架下でつなぐ富山市の事業。
全国にない取り組みで、全長15.2kmのLRT網が完成した。1908年の富山駅開業以降100年以上続いた鉄路による市街地の分断が解消され
た。運賃は全線均一で大人210円。
 富山港線の富山駅北駅が廃止され、大広田が萩浦小学校前に、蓮町に副駅名が追加され蓮町(馬場記念公園前)になった。


北口から南北直通化された富山市内軌道線富山駅                富山駅に停車中の岩瀬浜発大学前行き


南北直通化で富山港線に乗り入れた市内線のT104 萩浦小学校前                         南北直通化で市内線に乗り入れた0606 安野屋駅
掲載日:2020/03/27
JR西日本城端線・高山線の無人駅待合室建て替え
 JR西日本城端線、高山線で老朽化した待合室の建て替えが行われた。待合室はアルミとガラス製の規格品で、2019年に3月に城端線東野尻駅、高山線東八尾駅、2020年3月に城端線東石黒駅城端線越中山田駅、2021年6月に城端線林駅が建て替えられた。
 待合室外壁に時刻表、案内用スピーカー、室内にベンチが3人分、運賃表、運行状況案内ディスプレーが設置されている。

城端線東野尻駅                             城端線東石黒駅


城端線越中山田駅                            城端線林駅


高山線越中八尾駅                            城端線林駅の時刻表
掲載日:2021/07/10