世界遺産「白川郷・五箇山合掌造り集落」は1995年(平成7)12月、ユネスコの世界遺産一覧表に文化遺産として登録された。岐阜県大野郡
白川村荻町合掌造り集落・富山県南砺市平村相倉合掌造り集落・上平村菅沼合掌造り集落の3つの集落で構成されている。
 岐阜県北西部、白山に源を持つ庄川の上流にある白川郷は近年まで「陸の孤島」ともいわれた辺境だったが、合掌造り建築の評価から知られるよう
になり1995年ユネスコの世界文化遺産として登録された。白川郷・荻町合掌造り家屋59棟のほか、寺院本堂、庫裏、ハサ小屋、板倉などの伝統
的な建物や神社の社叢、水路などが保存すべきものとして特定されている。
 合掌づくりとは茅葺きの屋根が掌(てのひら)を合わせたような急勾配の山形をした建築をいう。白川郷では屋根の両端が本を開いて立てたような
形の『切妻合掌づくり』と呼ばれる様式で、当地の重く多い積雪に耐え風土に適した構造。 
 建築材の接合には木製のくさびや、ねそ(マンサク)などが用いられ、金属の釘やかすがいは使われていない。ねそで締めた屋根の骨格は風雪に強
く、年月とともに強度を増すという、風土に生きた先人の知恵が込められている。

秋の荻町合掌造り集落(天守閣展望台から)        荻町合掌造り集落(天守閣展望台から)       荻町集落内を流れる一級河川庄川

集落内散策・写真右上に展望台が微かに見える       荻町合掌造り集落撮影スポット         秋の同じ場所

荻町合掌造り集落撮影スポット 長瀬家前から神田家と落人  神田家雪囲い完了                  和田家も雪囲い完了

神田家(合掌造り家屋)                 明善寺庫裡(岐阜県指定重要文化財)          明善寺鐘楼

白川郷最大級の合掌造り家屋・長瀬家           白川郷最大級の合掌造り家屋・長瀬家        集落より展望公園・手前和田家

天守閣展望台(写真撮影スポット)

物見櫓跡

集落内のかまくらの上から撮影OK

写真撮影スポット

合掌造り文化喫茶

集落散策の観光客

和田家入口案内板

合掌の宿よきち

白川郷観光案内所

であい橋

合掌造り家屋(民宿幸エ門)

明善寺本堂
                              
資料
合掌造りについては地元発行の観光パンフレット、HP等。  撮影日2010年3月