2021/07/16 更新     2020      2019      2018      2017      2016     2015
えちごトキめき鉄道の新たな観光列車で“昭和”を体験
 えちごトキめき鉄道は7月4日から、413系や455系の昔懐かしさを感じさせる車両を使用し、“昭和の急行列車”を体験できる、新たな観光列
車の運行を開始した。
 JR西日本から購入した車両を使用して、4日から「観光急行」として運行をスタートさせた、国鉄時代に製造された3種類の車両を連結した列車
で、当時を彷彿とさせる厚券(厚紙で出来た切符)も再現している。
 乗客からは「昔の車両を使ってこうして乗る機会を与えていただいたことに心から感謝しています。」などといった声が聞かれた。えちごトキめき
鉄道の「観光急行」は、土日や祝日を中心に運行される。
 車両はJR西日本七尾線を走っていたもので、えちごトキめき鉄道は4両を購入した。413系のクモハ413−6、モハ412−6、クハ413
−6と413系に組み込まれて使用されていたクハ455−701の4両。
 JR西日本の松任車両工場で国鉄急行色に塗り直された後、直江津に運ばれ、試運転が続けられていた。クハ455−701に換えて編成から外さ
れたクハ412−6は、4月29日にオープンした「直江津D51レールパーク」(新潟県上越市)に展示されている。

試運転中の「観光急行」       413系は[6]編成            七尾線を走っていたクハ455-701 413系は[4]編成
     
あいの風とやま鉄道 利用者数開業以来最少 1日平均4万人下回る
 2020年度の利用者数は1137万1千人で開業以来最少となった。1日平均は3万1155人で初めて4万人台を下回った。一方、2021年
4月の定期券利用者は新型コロナウイルス流行前の2019年同月比で90%余りまで回復している。6月15日、県民会館であった利用促進協議会
で、県と同社が明らかにした。
 新型コロナの感染拡大に伴い、1日平均の利用者数は2019年度に比べ約1万人(25%)減少した。単価が高い定期外利用者が46%減となり、
運賃収入は34%減と利用者数以上に落ち込んだ。月別で見ると4、5月は緊急事態宣言に伴う休校やテレワーク推進の影響を受け、2019年度に
比べて半減した。
 駅ごとの1日平均の利用者数は、定期券、定期券以外共にほとんどの駅で減少した。一方、2018年3月に開業した高岡やぶなみ駅は、利用者数
の合計では減ったものの定期券がわずかに2019年度を上回り、日吉敏幸社長は「新駅効果が大きい」とした。
2020年度決算は、2億700万円の純損失となり、通年運行を始めた2015年度以降で初めて赤字になった。日吉敏幸社長は会合後、2022
年春に運賃を値上げするのは難しく、現状では2023年春の可能性が高いとの認識を示した。北信越の第三セクター鉄道は、4社とも2020年度
決算は赤字となっている。
     
あいの風とやま鉄道 413系廃車前イベント開催
 60年近くにわたって“地域の足”として生活を支えてきた鉄道車両「413系」の一部廃車を記念したイベントが6月5日、あいの風とやま鉄道富
山駅などで行われた。富山−泊駅間で特別運行もあり、県内外の鉄道ファンが車窓からの景色を眺めながら、思い出の車両との別れを惜しんだ。 
 国鉄時代に製造された413系車両は北陸地方の路線を走る急行として活躍し、JR西日本に引き継がれてからは普通列車となった。
 2015年に、あいの風とやま鉄道に5編成15両が譲渡され、泊−金沢駅間で運行されてきた。このうち1960年代前半から走る3両が役目を
終え、引退することとなった。
 「ありがとう413系」と銘打ったイベントには93人が参加した。富山駅では413系6両編成が特製のヘッドマークを付けて登場。ファンらは
記念撮影をした後、車両に乗り込み、富山−泊駅を約2時間かけて往復する特別ダイヤの旅を満喫した。
 413系車両に関するクイズ大会もあり、好成績を収めた人に廃車となる車両のつり革が贈られた。射水市の田中智也さん(15)は「3歳の頃から鉄
道が好きで、特に413系には強い愛着を持っていた。古い車両が減っていくのは悲しい」と残念がった。
 大阪府から参加した男性は、「413系車両に乗って北陸を旅した学生時代を思い出す」と懐かしんだ。イベントはあいの風とやま鉄道と北日本新
聞社が主催した。

廃車予定の413-7を先頭に413-10を連結した6両編成          マスコットキャラクターあいの助」     あいの風とやま鉄道ロゴ
     
あいの風とやま鉄道 マスコットキャラクター名前決定
 あいの風とやま鉄道は4月27日、同社のマスコットキャラクターの名前が「あいの助」に決まったと発表した。敬礼や方向を示すポーズなど新た
なデザインも制作し、同日から各駅でポスターの掲示を始めた。
 名前はコンセプトの「車掌業務のお手伝いをしている」から同社をサポートするとの意味合いを込めた。1〜2月に公募し、1346件 (富山県内488件、県外858件)で1004種類の応募があった。若手社員の投票結果を基に社内審議で決定した。「あいの助」は21件寄せられた。
 列車内にもポスターを掲示予定で、5月上旬以降は駅の窓口で定期券購入者や希望者に、あいの助の「初めましてシール」を無料配布する。グッズ
の制作・販売のほか、着ぐるみを作ることも予定している。
えちごトキめき鉄道 上越市に「直江津D51レールパーク」オープン
 蒸気機関車(SL)の乗車体験などが楽しめる新潟県上越市直江津地区の鉄道テーマパーク「直江津D51(デゴイチ)レールパーク」が、大型連休(G
W)初日の4月29日にオープンした。家族連れや鉄道ファンら約240人が詰め掛け、間近で見るSLに目を輝かせた。
 レールパークは上越市のえちごトキめき鉄道(トキ鉄)が、明治時代から「鉄道の街」として知られる直江津の活性化を目指し、車両基地の一部を改
装して開業した。「デゴイチ」の愛称で親しまれるSLのD51形827号機を大阪市の鉄道車両や重量物の輸送を手掛けるアチハから借り、週末や
祝日を中心に運行する。
 乗車体験は1日4回行われ、一番列車は開園直後の29日10時すぎ、事前に予約した約50人を乗せ、汽笛を高らかに鳴らして出発した。
 乗客は窓から手を振ったり、景色をカメラに収めたりして楽しんだ。D51を転車台に乗せて回す様子も披露され、子どもたちが「きかんしゃトー
マスみたい」と歓声を上げた。
 レールパークのD51は石炭を使わず、圧縮空気で動くように改造され、煙突から出る白煙はスモークマシンを使っている。貨物列車の車掌が乗っ
ていた「緩急車」を客車代わりに連結し、直江津駅までの約200mを往復する。
 開園初日の29日は、直江津駅構内の自由通路で食品や雑貨などを販売するイベントも開かれ、出店者や訪れた人々が、通路の窓からD51の勇姿
を眺めていた。
 レールパークではD51以外にも、旧国鉄時代の雰囲気を残す413系電車クハ412−6を展示。オリジナルグッズの販売や、トキ鉄名物「線路
の石の缶詰」の製作体験も行われた。

SLの前で記念撮影する「直江津D51レールパーク」の来園者       クハ412-6とD51 827  鳥塚ブログから
     
えちごトキめき鉄道 糸魚川市に えちご押上ひすい海岸駅開業
 糸魚川市押上地区で、えちごトキめき鉄道などが整備を進めていた「えちご押上ひすい海岸駅」が3月13日に開業した。同社の日本海ひすいライ
ンとしては初めての新駅で、糸魚川市内では1986年のJR大糸線姫川駅以来、35年ぶり。地元では、駅周辺にのぼりを立てたり、飲食店が記念
弁当を考案したりするなど、まちの新たな顔の誕生を盛り上げている。
 えちご押上ひすい海岸駅は糸魚川−梶屋敷間に新設。近くに県糸魚川地域振興局や糸魚川高校があり、通勤通学客の利便性向上が期待されている。
 地元町内会の押上区では、1972年に糸魚川高校が現在地に移転して以来、新駅設置への要望活動を続けてきた。伊井一夫区長(73)は「諸先輩た
ちが長年努力してきた悲願がようやくかなう」と振り返り、「駅の開業を押上のまちづくりにつなげたい」と期待を込める。
 えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長は「駅にこれだけの期待を寄せてもらい、ありがたい。列車に乗るだけでなく、地域の名前を知らしめるために、
駅を上手に利用してほしい」と呼び掛けた。
 「えちご押上ひすい海岸駅」の開業に合わせ、えちごトキめき鉄道はキーホルダーや乗車券などの記念グッズを販売しお祝いムードを盛り上げた。

ホームは踏切を挟んで千鳥配置  踏切から えちご押上ひすい海岸駅
     
IRいしかわ鉄道 初の赤字 2020年度見通し コロナで利用者減
 IRいしかわ鉄道(金沢市)の今年度決算が、通年での運行を始めた2015年度以来、初めて赤字となる見通しであることが分かった。新型コロナ
ウイルスの影響で利用者が3割超の減少となり、運賃収入が大幅に落ち込んだ。コロナ収束が見通せない中、新年度以降も苦しい経営を強いられると
みられる。1日の石川県議会予算委員会協議会で澁谷弘一県企画振興部長が明らかにした。
 IRは15年3月の北陸新幹線金沢開業に伴い、並行在来線の倶利伽羅―金沢の経営をJR西日本から引き継いだ。2週間余りしか運賃収入が入ら
なかった2014年度は、純損益が5100万円の赤字だったが、通年での運行となった2015年度は2億5700万円の黒字に転じた。以降、2
016〜19年度は1億6300万円〜2億3400万円の純利益を計上した。
 一方、2020年度の利用者はコロナの影響で大きく減少している。昨年4〜12月の利用者は前年同期比33.2%減の 481万3202人。実
数で約240万人減ったことで赤字を免れない状況となった。
 ただ、県は1日発表した2020年度第2次3月補正予算案で、IRの累積黒字が今年度の損失を上回る見通しであることから、同社への補助金を
1億5千万円減らしてゼロとする。補助金を出さないのは6年連続となる。
     
あいの風とやま鉄道 サイクルトレインの試乗会開催
 あいの風とやま鉄道は4月3日、自転車を中に持ち込める「サイクルトレイン」の試乗会を開いた。4月17日からの定期運行を前に、参加者は自
転車と一緒に乗車し、手軽な湾岸サイクリングを楽しんだ。
 東富山駅を9時26分に出発し、滑川駅からも乗車できる。泊駅で折り返し、入善駅か終点の黒部駅で降りる。2両編成で、自転車を固定するラッ
クを設けた。同社によると、サイクルトレインの定期運行は県内で初めて。
 試乗会には県や県サイクリング協会などの12人が参加。東富山駅で自転車を持ち込み、ラックに固定して出発した。
 4、5、8〜10月は毎週土日曜、6、7、11月は第2、4土日曜に一日1本運行する。11月14日まで計50本を予定。ホームページから事
前予約が必要で、定員は20人。利用料金は千円。富山湾岸サイクリングコース沿線の店など10カ所で切符を提示するとサービスが受けられる。問
い合わせは同社、電話076−444−1300。
あいの風とやま鉄道 新型除雪車導入 1台でラッセルとロータリー
 あいの風とやま鉄道は、二つの除雪機能を備えた投排雪保守用車を初めて導入した。大雪の際に電車運行までにかかる時間の短縮が見込まれ、次の
冬から利用を開始する。3月31日、東富山駅で報道向けに披露された。
 線路上の雪を脇にどかす「ラッセル車」と、雪をかき集めて遠くに吹き飛ばす「ロータリー車」の機能を併せ持つ。今年1月を含めこれまでは大雪
が降ると、機動性のあるラッセル車が可能な範囲まで除雪して一度引き返し、その後にロータリー車が出動するという流れを繰り返して線路をきれい
にしてきた。2台の役割を1台が果たすことで、より効率的な除雪が期待される。
 2018年度に事業を始め、約3億円をかけて今月完成した。同社によると、鉄道各社の県内路線では初導入となる。東富山駅に配備され、約2年
後に県西部の駅にもう1台を設置する計画を進めている。

除雪機能を備えた投排雪保守車 新潟トランシス製  JR東日本ENR-1000同型        大きな車庫がある東富山駅
     
あいの風とやま鉄道 東富山駅東口 供用開始
 あいの風とやま鉄道の東富山駅で3月28日、整備が進められてきた東口改札の供用が始まった。同所で記念式典が行われ、駅関係者らが駅の利便
性向上を祝った。
 東口は無人改札で、ICカードに対応した簡易改札機と自動券売機が設置されている。木製ベンチのある待合スペースも設けられた。同駅の東側地
区では住宅立地化が進んでおり、鉄道の利用促進などを狙い設けた。富山市が整備した駅前広場やアクセス道路、駐輪所の供用も始まった。式では、
同社の日吉敏幸社長があいさつ、三浦良平副市長が森雅志市長の祝辞を代読した。テープカットも行われた。

東富山駅東口                               富山駅−東富山駅間の新駅名称は「新富山口」東口駅舎イメージ
     
あいの風とやま鉄道 新駅の名は「新富山口」に決定
 あいの風とやま鉄道は2021年2月17日、富山駅〜東富山駅間で整備中の新駅名称を「新富山口」と発表した。
 駅名に込められた理由は、「富山駅からほど近く、新駅周辺で新しいまちづくりが展開されることから、富山市中心市街地への新しい玄関口(ゲートウェイ)として、新駅とその周辺がこれから益々発展することを期待される」
 予定地周辺には住宅街が広がっており乗降客数は1日2,500人ほどの見込み。また、新駅周辺では富山操車場跡地(約10.4ha)の開発などが予定されており、県や富山市が行う周辺整備と連携して、新駅の設置を進めるとしている。
 新駅設置は高岡駅−西高岡駅間で2018年3月に開業した「高岡やぶなみ駅」以来のこと。新駅名称公募には787件の応募があり、様々な駅名案から選定委員会による審査などを経て決定。
 新駅は地上駅舎を東西に配置、それぞれの駅舎に自動券売機・IC簡易改札機を備えた無人改札口を設置する。ホームは相対式2面2線で、ホーム長は4両編成に対応した85m。開業は2022年3月の予定。
     
IRいしかわ鉄道 七尾線用521系100番台3編成導入
 IRいしかわ鉄道は3月13日に七尾線の車両がすべて521系100番台に置き換わるのを機に、相互乗り入れとし、乗り入れ用の521系10
0番台を3編成6両導入した。仕様はJR西日本のものと同じで、ロゴマークのみ異なる。
 521系100番台は北陸エリアで初めて「車載型IC改札機を搭載しているほか、大都市の電車で見られるドア上部に情報表示装置を備えている。
 IRいしかわ鉄道の各駅から七尾方面へもICOCAが使用できるようになった。IRいしかわ鉄道はすべての駅にの駅にIC改札機があり、車載
改札機は使用できない。
 七尾線内も、有人駅の他、津幡高校最寄りの中津幡、東雲高校最寄りの徳田駅にIC改札機が設置されており、車載型IC改札機を使用するのは、
本津幡、能瀬、横山、免田、宝達、敷浪、南羽咋、千路、金丸、能登二宮駅となっている。

試運転中のIRいしかわ鉄道521系100番台 YouTuberから             運転席ドア間のIRいしかわ鉄道ロゴマーク   
     
あいの風とやま鉄道 3月13日ダイヤ改正 朝夕増車で「3密」回避
 あいの風とやま鉄道は3月13日ダイヤ改正を行った。運行本数は現行のまま、混雑が目立つ朝夕の通勤・通学時間帯に車内の3密を避けるため、
車両を1両ずつ増やした。2両編成の521系1003を新たに導入する。
 増車したのは、6時37分富山発黒部行きなど朝を中心に5本と、16時42分富山発金沢行きなど夕方以降の5本。この他、北陸新幹線との乗り
継ぎがスムーズにできる
よう、2本の富山駅の発車時間を繰り下げた。大型連休など乗車が多いと予想される時期に合わせ、年間50日ほど一部列車で富山―金沢間を2両編
成から4両編成にする。

高岡駅3番線に停車中の増車された富山行き 521系1003 AK19編成    高岡駅3番線を発車した521系1003 AK19編成富山行き   
あいの風とやま鉄道 受験生を「すべらサンド」
 昨年12月11日に高岡市の高岡関野神社で、あいの風とやま鉄道の社員が作製した受験生の合格を祈願する「すべらサンド」を1月10日に富山
県内の9駅で配布した。
 ラッセル車が降雪時に滑り止めに使う砂で、受験生を「滑らさんぞ」との気持ちが込められている、1800個を用意し、富山、高岡、小杉、石動、
滑川、魚津、黒部、入善、泊の各駅で配った。
 従来、配布は駅員が手渡しで行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、無人配布となった。

高岡関野神社での作製作業                             今年は無人配布となった