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万葉線末広町電停近くに「交流ルーム」
 住民有志で運営する、交流スペース「コミュニティールームたかまちプレイス」が高岡市の末広町商店街に完成した。閉店した婦人服店を改装して、10月5日にオープンした。
 場所は万葉線末広町電停から約100mの末広町商店街の一角で、万葉線存続の活動を行い、現在も万葉線を応援する、路面電車と都市の未来を考え
る会・高岡(RACDA高岡)会長の島正範さんが管理する木造2階建ての1階に設けられた。
 広さ約80平方メートルのスペースにテーブルといすを並べ、パソコンや無線LANを備えた勉強机を設置。IH調理器や冷蔵庫などが置かれたキッ
チンも設け、会合、料理教室、展示会など幅広く利用できる。飲食物の持ち込みも自由とする。現在、中国出身の伴野さんが二胡教室を開いている。
 まちなかの賑わいが薄れていく中、まちづくりに長く携わってきた島さんは、住民が向かい合って対話し、関係を築く大切さを感じ取り、コミュニテ
ィールームを構想。7月に閉めた店を改装して、新たな交流の場を設けることにした。島さんは「たくさんの人が集い、関わり合える
楽しい場所にして、まちなかのにぎわい創出につなげたい」と意欲を見せている。グループ利用は最大30名。 たかまちプレイスの利用は会員制とし
登録料は1カ月500円。利用料が別途かかる。
 プレミアムメンバー(登録料3年込み)で12500円、メンバー(登録料3年込み)で6500円。利用料が無料または半額となる。メンバー以外の利
用は登録料1カ月500円+200分以内500円となっている。

コミュニティールームたかまちプレイス

RACDA高岡会長の島正範さん                        赤色部がたかまちプレイス  Googleマップから
掲載日:2020/01/03
万葉線にサンタが来た 乗客100人にプレゼント
 高岡・射水両市を結ぶ路面電車・万葉線を運行する万葉線株式会社(高岡市荻布)は12月22日、クリスマス仕様に内装を飾った「ドラえもんトラ
ム」で、乗客計100人にクリスマスプレゼントを贈った。
 同社は毎年クリスマスに合わせドラえもんトラムを含む3車両を華やかに装飾。今年も10日から車内をきらびやかなモールなどで彩って運行した。
 サンタクロースに扮した社員が、高岡駅11時15分発と13時発の車両に登場。乗客にドラえもんトラムのペーパークラフトやロールケーキなどを
手渡した。

ドラえもんトラムのペーパークラフトやロールケーキなどをプレゼント                    ドラえもんトラム車内
記事画像:北日本新聞から   掲載日:2020/01/03
ドラえもんトラム内装・外装を新しく
 高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線は2日、内装を一部改装したラッピング車両「ドラえもんトラム」の関係者向けの内覧会を開いた。キャラク
ターの等身大シルエットや、ひみつ道具の絵を新たに追加。12月3日から運行を開始した。
 高岡市出身の漫画家、故藤子・F・不二雄さんの代表作ドラえもんの50周年を記念し、市などが企画した。キャラクターの等身大シルエットは従来
のドラえもんのほか、のび太やドラミら5人が加わった。のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の4人の服装をイメージしたつり革もある。
 ひみつ道具の絵は「ころばし屋」「ガリバートンネル」など18種類を加え、34種類が楽しめる。
 11月29日からは市美術館内の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーで企画展「学年別ドラえもん展−のび太と一緒に大きくなった私たち−」が開
かれている。市の担当者は「トラムに乗ってギャラリーに来るまでの道のりを楽しんでほしい」と話している。
 6時21分の米島口発越ノ潟行きから運行を始めた。ドラえもんトラム1日7往復する
ドラえもんトラムは三代目のMLRV1004から四代目のMLRV
1005に代わった。       画像:北日本新聞から

キャラクターの等身大シルエット     モデルは高岡市職員       つり革カバー          ワイン電車で乾杯する参加者
掲載日:2020/01/03
新酒の解禁に乾杯 万葉線でボージョレ・ヌーボー
 フランス産のワイン「ボージョレ・ヌーボー」を味わえる「ワイン電車」の運行が11月21日、高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線で始まり、
乗客20人がこの日解禁された新酒を堪能した。
 高岡駅を出発し、中新湊で折り返す約1時間半のコースで運行。乗客らは笑顔で乾杯し、ワインに合うチーズやフランスパン、オードブルなども楽し
んだ。友人に誘われ初めて乗車した砺波市広上町、会社員、梶谷昌子さんは「電車の中で飲むワインはおいしい」とほほ笑んだ。
 万葉線株式会社が2007年から毎年実施。22日の運行は予約が定員に達した。
掲載日:2019/11/22
万葉線に乗って新湊曳山見物
 新湊曳山まつりが開催された10月1日、呉西地区交通まちづくり市民会議主催で、構成団体のひとつである、路面電車と都市の未来を考える会・高
岡(RACDA高岡)が企画した「となりまち お出掛けハイキング(新湊曳山まつり)」が開催された。
 参加者18名は、城端線、氷見線、あいの風とやま鉄道線、万葉線を利用して高岡駅の万葉線待合室に集合、13時45分発の越ノ潟行きに乗車、新
町口で下車、依頼してあった観光ボランティアの案内で、新湊の曳山(花山)を見物し内川沿いを散策した。
 西新湊駅前の「琥珀物語第二章」で懇親会を開催後、小グループに分かれて曳山(夜の提灯山)を見物して万葉線で高岡駅へ戻った。
 この日、新湊地区で下車した乗客には帰りの無料乗車券が配られ、西新湊駅からは無料のシャトルバスも運行された。
新町口駅に到着した参加者                             本町で曳山を見物する参加者
掲載日:2019/10/02
万葉線を愛する会が「第25回納涼まつりビアガーデン」開催
 8月7日から9日まで万葉線の利用を促進する「第25回納涼まつりビアガーデン」が万葉線江尻電停前のイオン高岡店屋上特設会場で開催された。
 万葉線を愛する会が毎年開催している。7日は仕事を終えた同僚のグループなどが訪れ、オードブルや枝豆をテーブルに広げて笑顔で乾杯していた。ハワイアンダンスやベリーダンスなどのステージショーもあり、会場を盛り上げた。
 8日は高橋高岡市長、夏野射水市長、中村万葉線社長も参加され、それぞれ挨拶があった。高岡、射水市役所職員の方の参加も多かった。市民団体の
RACDA高岡は恒例の臨時定例会を開催した。19時からハワイアンダンスショーが行われた。
 入場券は1人2500円で生ビールとソフトドリンクを飲み放題とし、おつまみ1袋が付く。万葉線の各電停から会場前の江尻電停までの往復乗車券
がセットになっている。食べ物は各自持ち込みで、イオン高岡店の食品売り場で調達する人も多く、安上がりで楽しめる。終了時間の20時30分前後
に臨時便も運行された。

イオン高岡店屋上特設会場                                19時から始まったフラダンスショー

挨拶する夏野射水市長                            イオン高岡店屋上から二上山
掲載日:2019/08/16
万葉線本社で七夕のつどい

 高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線を支援する万葉線対策協議会は7月28日、高岡市荻布の万葉線株式会社で「園児による手作り七夕のつど
い」を開き、同市戸出保育園の年長児19人が高さ約11メートルの七夕に、願いを書いた短冊を飾り付けた。
 園児は「速く走れるようになりたい」「自転車に乗れますように」などと願いを書き込んだ短冊100枚を七夕に結んだ。同社の職員らとともにロー
プを引っ張って七夕を立て、元気よく「七夕さま」を歌った。
 8月1日から始まる「高岡七夕まつり」を前にムードを盛り上げ、万葉線にも親しんでもらおうと毎年実施している。
掲載日:2019/08/16

万葉線2000万人達成を祝いビール電車

 7月11日、路面電車を活かしたまちづくりに取り組む「路面電車と都市の未来を考える会高岡」通称RACDA高岡は万葉線の「納涼ビール電
車」を貸し切り、万葉線が2002年4月に第三セクターで再出発してからの乗車人員が累計2000万人を達成したのを祝った。
 この電車にはRACDA高岡会員の他、日頃公民館利用などでお世話になっている宮脇町自治会の役員、沿線で「陽だまりの湯」を運営するサニーラ
イブの社員など25人が乗り込み「おめでとう乗車2000万人」「ありがとう万葉線株式会社」を唱和して乾杯した。
 万葉線株式会社の水上専務に祝いの花束が贈られ、専務は「昨年は皆様にご心配をおかけしたが、万葉線はこれからも安全運行に努めます、引き続き
宜しくお願いします」と挨拶し、RACDA高岡の島正範会長は「万葉線の将来をみんなで語り合いたい」と話した。
 万葉線の「納涼ビール電車」は9月まで運行されるが、最近はビール離れが進んで富山地方鉄道「ビール電車」運行中止となっている。この日は気温
が低かったのも原因なのか、ビールを飲む人は少なく日本酒や焼酎を飲む人が多かった。


万葉線株式会社水上専務へ花束贈呈                      高岡駅に到着した「納涼ビール電車」

報道記者の質問に答えるRACDA高岡の島会長                「納涼ビール電車」車内 
掲載日:2019/08/16
万葉線が乗客2000万人達成へ

 高岡市の高岡駅と射水市の越ノ潟駅間12.9kmを結ぶ万葉線の乗客数が6月末で2000万人を達成する見込みとなり運行する万葉線株式会社は低
床車両「アイトラム」に2000万人達成を記念し
、『ありがとうご乗車2000万人』と書かれた直径約85cmのシールを貼って運行している。
 万葉線は2002(平成14)年4月に第三セクターとして運行を開始し、ドラえもん電車やレトロ電車など、利用客を増やす様々な取り組みをしてき
た。開業から18年目の6月30日で2000万人を達成した。
 乗客2000万人の記念シールはドラえもんトラムと修理中の1両を除く4両の低床車両MLRV1000形に貼られている。9月末までアイトラムに貼
って運行する。


MLRV1006     高岡駅                                                                                                               MLRV1005     西新湊駅
掲載日:2019/08/16
ロックタウン高岡2019ライブで街ヒートアップ

 音楽で高岡を盛り上げる音楽ライブ「ロックタウン高岡2019」が6月9日高岡市中心部で開かれた。2回目となる今年はライブ会場を増やした。
県内外の14組が、同市末広町のメイン会場や御旅屋通り、路面電車・万葉線の車内で熱いステージを繰り広げ、各会場を行き交う観客で街はにぎわっ
た。
 万葉線の車内ライブも2回行われ、高岡市が舞台のテレビドラマに出演した歌手・俳優の竹本孝之さんと、関西を中心に活動するバンド「私の思い
出」がデ7071を貸し切り末広町から米島口停留所までそれぞれ演奏を繰り広げた。


ロックタウン高岡2019の案内                              デ7071 高岡駅           車内での演奏
掲載日:2019/06/10
路電の日 万葉線電車まつり開催

 「路電の日万葉線電車まつり」は6月8日、高岡市荻布の万葉線本社周辺で開かれ、家族連れや鉄道ファンが車両展示や鉄道模型、運転体験などを楽
しんだ。万葉線電車まつりは6月10日の「路電の日」と10月14日の「鉄道の日」前後の土曜日に年2回開催している。
 5月から改元を記念して運行しているラッピング車両「万葉[令和]号
デ7073が車庫前に展示され
来場者は用意された運転士の制服を着て車内
で写真撮影を楽しんだ。広場ではミニドラえもんトラムが走り、子どもの人気を集めた。
 万葉線を研究していた日大理工学部OB6人は、運転体験シミュレーターや県内を走る電車の模型を走らせた。
 令和号の車内には運転士の制服を着て写真撮影ができるコーナーが設けられ、運転士になりきって記念撮影していた。ドラえもんグッズの販売も人気
を集めた。万葉線利用の来場者には帰りの無料乗車券が配布された。
 今年の「鉄道の日万葉線電車まつり」は10月12日(土)10時〜15時まで開催される。

掲載日:2019/06/10
万葉線3月期決算 2年ぶり黒字

 万葉線株式会社は5月31日、2019年3月期決算を発表した。昨年10月の運賃改定や広告収入の増加で2年連続の増収となり、補助金を加えた
純利益は124万円(前年・純損失2932万円)で2年ぶりの黒字となった。
 営業収益は前年比7.4%増の2億838万円
営業経費は前年多かった除雪や修繕費が減り13.3%減の2億8183万円経常損失は7020万円
(前年・1億2978万円)だった。
 旅客収入は 5.3%増の1億7633万円、広告収入は新規開拓で 25.3%増の1469万円となった。年間乗客数は0.2%減の119万2041
人。通勤定期やシニア回数券の利用が伸びた一方、1月が暖冬のため前年同月比約5800人減となったことが響いた。運賃改定は昨年
10月に最大50円引き上げたが、以降の乗客数は前年並みに推移したという。2020年3月期は庄川、内川の橋りょうの改修などで4億円以上の設
備投資を見込む。

掲載日:2019/06/10
RACDA高岡軽快都市宣言Part19開催

 万葉線支援団体の路面電車と都市の未来を考える会・高岡通称RACDA高岡は5月3日軽快都市宣言Part19を開催した。
 このイベントは、たかまち街づくり協議会が主催する「高岡獅子舞大競演会」のサブイベントとして毎年末広町電停付近で開催し、今年は19回目。
 軽快都市宣言の今年のイベントは高岡鉄器を使用したミニ大仏焼き体験と巨大なたい焼き器を使用したジャンボたい焼きを行った。 近年は「ねこ電
車」デ7073を展示してきたが、今年は「令和号」にラッピングされ、多くの人が訪れた。


デ7071が到着すると一気に賑やかになった                                                            軽快都市宣言Part19メインのジャンボたい焼き(70cm)
掲載日:2019/05/04
令和記念ラッピング電車「万葉令和号」を運行

 万葉線は5月1日0時に、令和元年を祝うラッピング記念電車「万葉令和号」を高岡駅−末広町電停間で運行した。
 令和のもとになった万葉集梅花の歌三十二首の序文「初春令月氣淑風和」の文字と、大伴旅人が開いた梅花の宴にちなんだ梅の図柄を金色を基調にし
たデザインにしてレトロ電車デ7073の車内外を飾った。
 先着70人が無料で乗車できるとあって、70人分の整理券は瞬く間になくなった。運転士を務めた茶山英義さんは「平成から令和へ、皆さんと一緒
に出発するのを楽しみたい」と運転席に乗り込んだ。時代が令和に変わる10秒前からカウントダウンを開始。「3、2、1、令和」の掛け声で発車し
た。
 電車を見送った中村正治社長は「高岡に、北陸に光が差し込んだ。万葉線も高岡も明るい時代になればいい」と笑った。記念電車は1日の高岡御車山
祭に合わせ、坂下町の電停で展示された。


ホームの電光掲示板                                デ7073「万葉令和号」 高岡駅
掲載日:2019/05/04
令和記念乗車券、初日に200枚の注文

 万葉線株式会社は4月30日、令和の出典である万葉集の一節「初春令月氣淑風和」の文言や梅の花を取り入れた1日フリー記念乗車券を発売した。
大勢の鉄道ファンらから問い合わせがあり、初日だけで約200枚の注文が寄せられた。
 万葉線本社や電車内、高岡市万葉歴史館、新高岡駅観光交流センター、高岡駅観光案内所で販売する。特製封筒が付属して価格は1000円有効期間
は令和元年12月31日まで。


1日フリー記念乗車券と特製封筒                      利用者第1号の東出賢一さん 万葉線高岡駅
掲載日:2019/05/04
自転車持ち込みOK 万葉線「サイクルトラム」
 万葉線は4月1日、自転車を折り畳まずに車両内に持ち込める「サイクルトラム」の運行を始めた。サイクルトラムは自転車で観光を楽しむ人の利便
性を高めようと、低床車両のアイトラムの車いすスペースを活用して導入した。高岡駅と末広町、能町口、中伏木、庄川口、西新湊、海王丸、越ノ潟の
各停留所で乗降できる。
 第1号の利用者となったのは、RACDA高岡会員で富山市の会社員、東出賢一さん。愛用の自転車ミニベロ(小径自転車)を持ち込むと、運行する万
葉線株式会社の社員が専用の留め具を使って固定した。東出さんは「新しく運行を始めると聞き、いの一番に乗ってみたいと思って申し込んだ。庄川口
で降りて、内川周辺をゆっくりと巡りたい」と話した。
 平日の運行は9時〜15時、土日祝日は8時〜17時。2日前までの事前予約が必要、午前、午後に各1組2台まで受け付ける。持ち込み料は無料。
混雑時や車いすの乗客が多い場合は持ち込めないこともある。11月30日まで運行し、冬季は実施しない。同社ホームページに申
し込み方法などを掲載している。       
掲載日:2019/05/04
万葉線電停清掃「万葉線電停クリーン作戦」

 3月17日、8時20分に万葉線本社に集合して電停掃除を行う「万葉線電停クリーン作戦」が行われた。ボーイスカウト高岡第21団ボー
イ隊と、路面電車と都市の未来を考える会・高岡(通称・RACDA高岡、島正範会長)が毎年開き、今年で10回目。
 8回目までは高岡市能町公民館で行ってきたが、能町公民館がJR氷見線能町駅付近に新築移転し、電停から遠くなったため、昨年から万葉
線本社が集合場所となった。
 ボーイスカウト高岡第21団、RACDA高岡の呼びかけでボランティア活動を行う、高岡西高校JRC部員、新湊高校ボランティア部、富
山大学都市デザイン学科、志貴野中学校の生徒と学生が参加し、RACDA高岡会員5名がスタッフとして参加した。
 万葉線本社前でRACDA高岡の水越益夫幹事から注意事項など説明を受けた後、参加者は4班に分かれて米島口電停を出発。万葉線を乗り
継ぎながら、片原町を除く24カ所の電停を回り、手すりを拭いたりごみを拾ったりした。ボーイスカウト高岡第21団の今年の参加者は中学
生や高校生が中心でスムーズに清掃が行えた。
 終了後は電停前の旧万葉線本社事務所で、参加者全員が、RACDA高岡が坂下町通りの高岡朝市で出している「うどん」とボーイスカウト
第21団が用意したおにぎりを食べてから解散した。今年はRACDA高岡が5月3日の軽快都市宣言で提供するミニ大仏焼きも提供した。


東新湊駅を清掃する高岡西高校JRC部員                  米島口駅で電車を待つ高岡方面電停担当のグループ
掲載日:2019/03/18
万葉線大型事業、2019年度で一段落 射水市

 射水市が新年度予算案に計上している万葉線対策費1億3366万円について、市は橋梁の長寿命化などの大規模事業が新年度で一段落し2020、
2021の両年度は7千万円ほどになるとの見込みを示した。3月12日の市議会予算特別委員会で、石黒善隆氏の質問に市側が答えた。石黒氏は新湊
地域中心部のにぎわい創出と万葉線の乗客増に向けて、一部乗客の運賃無料化も提言した。
 市は2019年度予算案に、庄川や内川に架かる橋の長寿命化のほか、新庄川橋の架け替えに向けた予備設計費などを盛り込んでいる。万葉線の近年
の旅客運送収益は毎年1億6千万円前後とほぼ横ばいが続いている。一方対策費は当初予算で16年度は5700万円、2017年度は6800万円、
2018年度は9200万円と年々増加している。
 石黒氏は「対策費に見合う以上の効果を期待したい」と述べたうえで、新湊庁舎跡地で2020年6月に一部オープンする複合交流施設を核とした新
湊地域中心部のにぎわい創出に、万葉線の活用を提案。施設で催されるイベントに来場したり内川周辺を散策したりする人たちの運賃を無料化するため
の予算付けを求めるとともに「万葉線利用の機運を高め、にぎわいづくりにもつながる」と思い切った施策を求めた。
 市は、射水商工会議所や射水市観光協会と連携して花火大会や新湊曳山まつりへの来場者の片道運賃を負担するなどの事業を行っている。提案に対し
市側は「さらに 商議所や協会と連携を深めて検討したい」と答弁した。


万葉線庄川橋梁                             旧新湊庁舎跡地の複合交流施設と公共交通ターミナル予定図
掲載日:2019/03/18
チョコどら焼き、万葉線乗客に配布

 2月14日のバレンタインデーに合わせ、万葉線株式会社は11日、ドラえもんのキャラクターなどがあしらわれた「ドラえもんトラム」の車内で、
チョコレートを使用したどら焼きを乗客にプレゼントした。
 「チョコどら焼き」は新湊の和菓子店「野村屋」が作り、50個を用意。高岡駅を11時15分に出発した電車内で配った。
掲載日:2019/03/18

万葉線運転士キャラ「吉久こしの」1周年

 万葉線株式会社は2月8日から、運転士をイメージしたキャラクター「吉久こしの」の誕生1周年記念キャンペーンを始める。限定デザインの1日フ
リー切符のほか、ハンドタオルやキーホルダーなどのグッズを販売を予定している。切符は沿線の飲食店などで使える500円クーポン付き。価格は税
込み1200円で、1000枚用意する。万葉線株式会社の本社か万葉線車内で購入した先着千人に、限定缶バッジを贈る。
スマートフォンの拡張現実(AR)アプリを使い、キャラクターと並んだ写真が撮れるサービスも提供する。
 「吉久こしの」は全国の鉄道会社で働く制服姿の女性をモデルにした「鉄道むすめ」シリーズの一環で考案された。玩具メーカー、トミーテックが監
修している。キャンペーンは2020年1月31日まで。


「「吉久こしの」誕生1周年記念キャンペーンの案内                                     MLRV1000形の吉久こしのステッカー
掲載日:2019/03/18
射水市 節分恒例 万葉線鬼退治ツアー

 万葉線に福を呼び込む「万葉線鬼退治ツアー」が1月29日、同線であり、射水市の保育園児が豆まきを楽しんだ。
 節分を前に、両市と万葉線でつくる万葉線対策協議会が毎年実施している。ことしは新湊保育園と新湊西部保育園、池多保育園(小杉)の年長児計約2
5人が参加。射水市の西新湊駅から貸し切り電車に乗り、高岡市の米島口駅に向かった。
 米島口駅に隣接する車庫では同線の社員2人が鬼役を務め、桃太郎に仮装した射水市のキャラクター「ムズムズくん」を"人質"に取ったというストー
リーを用意してお出迎え。犬と猿、キジのお面を着けた子どもたちが「桃太郎を返せ」と鬼に向かって豆を投げた。最後は鬼と仲直りし、一緒にダンス
をして楽しんだ。

掲載日:2019/03/18
万葉線新吉久駅付近で試運転車両脱線

 1月30日14時40分ごろ、新吉久電停近くで、試運転中の低床車両アイトラムMLRV1005が脱線した。乗っていた社員4人にけがはなかった。
運行する万葉線株式会社は米島口−新吉久間で区間運休し、代替バスを運行。同日夜から重機で復旧作業に当たった。
 同社によると、脱線した車両は30日午前にブレーキに不具合が見つかり、修理を行った。試運転は13時半ごろに開始。能町口停留所から新吉久電
停に向かう途中、同電停から約50m手前の緩やかなカーブで脱線した。
 第3セクターとして同社が発足した2002年以降、脱線事故は11回目。今回と同様に、低床車両がカーブで脱線するケースが多いという。同社は
線路に脱線防止ガードを設置するなど、対策を施してきた。脱線で変形したレールを交換し、2月1日始発から通常運行を再開した。


ポイント通過後の緩いカーブで脱線 MLRV1005                                                 ポイント通過後の緩いカーブ
掲載日:2019/03/18
ドラえもんフリー切符発売

 万葉線株式会社は1月12日から、人気漫画「ドラえもん」のキャラクターが描かれた一日フリー切符を発売した。担当者は「運行している『ドラえ
もんトラム』にも乗って楽しんでほしい」と話している。
 大きさは縦15.7cm
横17.8cm。表面に運転士の制服と制帽を身に着けたドラえもんをデザインした。裏面ではキャラクター像が並ぶ高岡おと
ぎの森公園や、市美術館内の「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」など、同作ゆかりのスポットを紹介している。
 1000枚限定で、価格は中学生以上900円、小学生以下450円。両方を合わせた「親子セット」は1100円。有効期間は1月12日から11
月30日まで。


「ドラえもん」のキャラクターが描かれた1日フリー切符              高岡駅に停車中のドラえもんトラム
掲載日:2019/03/18