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年末年始ふりーきっぷ発売
 
 富山地方鉄道は2019年12月10日から2600円(小学生1300円)で地鉄全線1週間乗り放題の「年末年始ふりーきっぷ」を発売した。
12月20日から2020年1月9日までの自分で選んだ連続7日間が乗り放題となる。バスは高速バス、受託運行バスなどは利用できない。鉄道線の特急に乗車する場合は特急券を購入しなければならない。
 発売は鉄道線有人各駅、電鉄富山駅乗車券センター、西町乗車券センター、各バス営業所、富山地鉄バス案内所、富山地鉄北斗バス、高岡駅加越能乗
車券センター、あいの風とやま鉄道小杉駅前の富山呉西トラベル、富山市下大久保の立山観光。鉄道線・市内電車の車内でも販売するが(売切れの場合
もある)。消費増税で50円目減りするため、2500円から2600円に値上げされた。

年末年始ふりーきっぷの中吊り広告                          任意の連続した7日間を削って乗務員に見せる
掲載日:2020/01/22
「ちてつ電車フェスティバル2019」開催
 
11月3日、稲荷町車両基地で「ちてつ電車フェスティバル2019」が開催された。女子鉄アナウンサーの久野知美さん、ホリプロマネージャーの
南田裕介さんのトークショーやスタンプラリー、電車に乗ったまま洗車機を通過する「洗車でGO!」、鉄道版ゴーカートのスーパーカートやレールカ
ット実演、有料の車庫見学会など多彩な催しが行われた。
 東急から譲渡され甲種輸送で到着して間もない元東急8590系1編成2両が飲食スペースとして開放されていたり、来年2月に合併される富山ライ
トレールの特設物販コーナーが設けられ賑わっていた。
 鉄道模型走行会では富山レールクラブが協力した。地鉄のグッズや鉄道物品の販売も行われ、ヘッドマークなど一部の物品は入札制となり高値で落札
されていた。

DL3+デ7022のレトロ喫茶                                                                              久野知美さんと南田裕介さんのトークショー
掲載日:2020/01/22
東急8590系甲種輸送
 
10月9日から10日にかけて、地鉄への譲渡に伴い元東急8590系の先頭車4両(8594+8694、8595+8695)が長津田〜魚津(98
93レ〜9270レ〜9781レ〜8560レ)まで甲種輸送された。
 魚津駅では元日本カーバイト工業の渡り線を活用し、地鉄線内へ受け渡した。地鉄線は深夜、新魚津から2両ずつデキ12021と17480系で上
市まで輸送。その後、デキ12021で稲荷町まで輸送された。

黒部〜生地間を走るEF510-7牽引の甲種輸送列車                                       稲荷町で17487+14788への改修待ちの8590系
掲載日:2020/01/22
環状線セントラム全編成がラッピングされた
 
10月上旬
軌道線3系統(環状線)で運用されているデ9000形の3編成がすべてラッピング車となった。9001は10月12,13日に開催され
た「日本青年会議所第68回全国大会富山大会」、9002は10月12日から来年2月9日まで開催されている富山ガラス美術館のイベント「リノ・
タリアピエトラ ライフ イン グラス」、9003は10月16日から20日まで開催された「『世界で最も美しい湾クラブ』世界総会in富山」であっ
た。デ9000形3編成がすべてラッピングされたのは北陸新幹線が金沢延伸開業した2015年3月以来とみられる。
9001 白 9002 銀 9003 黒
掲載日:2020/01/22
路面電車南北接続後の運行計画発表
 
富山駅の南北を走る路面電車を駅高架下でつなぐ富山市の南北接続事業で、市と地鉄、富山ライトレールは10月1日、市役所で共同記者会見し、接
続後の運行計画などを発表した。開業日は2020年3月21日で、ライトレールの岩瀬浜と地鉄軌道線の大学前、南富山駅前、環状線を結ぶ直通運転
を行う。運賃は210円均一とする。
 直通運転するのは、岩瀬浜〜大学前、岩瀬浜〜南富山駅前、岩瀬浜〜環状線の3ルート。朝の通勤・通学時間帯は、岩瀬浜から1時間に6本運行し、
うち大学前に3本、南富山駅前に3本運行する。日中は岩瀬浜から1時間に4本運行し、うち環状線に2本、大学前と南富山駅前に1本ずつ運行する。
環状線は、岩瀬浜からの直通と既存の環状運行を合わせ、現行の1時間4本を維持する。南富山駅前〜富山駅、富山駅〜大学前は現行本数を維持するが
南富山駅前〜大学前は本数をやや減らす。運賃は全線均一で現金は210円、ICカードは180円。
 定期券は、地鉄、富山ライトレール双方の定期券が接続後に統合され、1枚で全線を利用できる。定期運賃は通勤6か月の場合、新運賃は4万120
0円。ライトレール利用者は3250円の値上げ、地鉄利用者は1000円の値下げになるなど、現行の定期運賃に差があることから、ライトレール利
用者の上げ幅は抑え、地鉄利用者は引き下げる設定とした。ICカードはライトレールの「パスカ」と地鉄の「えこまいか」のシステムを統合。既存の
「パスカ」「えこまいか」や市が発行する「おでかけ定期券」はそのまま使える。全国のICカードとのシステム統合については、森市長が現時点では
計画されていないものの、可能性を検討している旨述べた。
 ライトレールがICカード利用者に限り運転士のいない車両後方扉から下車できるようにしている信用降車について、ライトレールの粟島社長は開業
前日の3月20日に廃止し、南北接続後の運行では実施しない考えを示した。フィーダーバスについては、森市長が南北接続後も運行を継続すると説明
した。
 南北接続後運行主体となる地鉄の辻川徹社長は、「現在の利用客数である(地鉄軌道線が約530万人、ライトレールが約200万人の)計730万
人の10%ぐらい、それ以上の増加することを期待している」と述べ、南北接続の効果に期待感を示した。具体的なダイヤや運賃は、今後、国への届出
や認可申請を経て決定。ダイヤは2020年1月に発表する。
掲載日:2020/01/22
引退車両のイベント開催
 
9月末で引退した10025+10026と12月に引退する、14722+172を使用した「引退車両『最後の競演』」イベントが9月15日に
開催された。10025+10026+175の3両編成で、電鉄富山→宇奈月温泉→寺田→立山→岩峅寺→南富山→電鉄富山と走行したあと稲荷町に
戻り、クハ175を切り離し、14722+172を連結した4連で電鉄富山→中滑川→稲荷町と走行した。立山と稲荷町では、イベント参加者を対象
にした両編成を並べた撮影会も開催された。
 10025+10026の運転最終日である9月29日には、第2弾引退車両記念イベントが開催された。10025+10026の2両編成で、電
鉄富山→越中舟橋→越中荏原→越中舟橋→越中荏原→西魚津→早月加積→西魚津→早月加積→西魚津→電鉄富山→西魚津→早月加積→西魚津→電鉄富山
→越中舟橋→稲荷町と走行し、稲荷町ではイベント参加者を対象とした撮影会も開催された。
 なお、ラストランは9月29日のイベントの予定であったが、他車両の故障による運用変更で9月30日の605〜608レとなった。また605〜608レは10月1日以降、1日、2日はDDEX編成、3日以降は概ね14773+14774編成にクハ175を連結した3連で運行している。
 11月2日には、「ちてつ電車フェスティバル2019」の前夜祭として「14760形40周年記念&14722号引退プレイベント」が開催され
千垣鉄橋や伏せられた場所での撮影会、14760形と14722-172を連結しての走行などが行われた。

10020形最終列車(上滝線608列車)  9/30                                                  引退車両イベントで使用されたヘッドマーク 
掲載日:2020/01/22
秋の「くろワン」出発進行! 楽駅停車の旅実施
 
黒部市内を走る地鉄電車と、一部の路線バスが500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ 『楽駅停車の旅』2019秋」(く
ろワンきっぷ)が9月14日に始まり、電鉄黒部駅で出発式が行われた。黒部ワンコイン・プロジェクト実行委員会(菅野寛二実行委員長)と地鉄が20
07年から毎年春と秋に行っており、今回で26回目。今回は10月14日までの土、日曜、祝日の計13日間実施した。
 500円(小学生250円、未就学児無料)の「くろワンきっぷ」で、電車の電鉄石田〜宇奈月温泉駅間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線
が一日乗り放題になった。切符は電鉄黒部、宇奈月温泉の両駅とくろワンきっぷ事務局(NPO法人黒部まちづくり協議会内)、市地域観光ギャラリー観
光案内所などで販売したが、昨年の秋と同様、また今年春と異なり販売は平日のみであり、実施日当日は販売しなかった。
 出発式では菅野委員長、貫場光司地鉄鉄軌道部副部長、大野久芳黒部市長があいさつした。三日市保育所の年中、年長児38人が応援ソングに合わせ
た体操などを披露。あいさつした3人と園児がテープカットし、運転士に花束を手渡した。この後、参加者は新たに作られたくろワンのヘッドマークを
冠した電車に乗り込み秋の黒部を満喫する旅に出かけた。期間中は、まち歩きを組み合わせた多彩なイベントが開催された。
掲載日:2020/01/22
「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会 in 富山のラッピング電車を運行
 
10月16〜20日に富山県内で開かれる「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会in富山のカウントダウンボードが、開催100日前となる7月8
日、県庁2階正面に設置された。点灯式が行われ、関係者が総会の成功と富山の魅力発信に意欲を新たにした。
 ボードでは、フランス総会で流された富山の自然や観光の魅力を紹介する宣伝映像が見られる。点灯式で石井隆一知事が「富山の自然、歴史、文化、
産業を世界にアピールする機会にしたい」と述べ、永原功美しい富山湾クラブ会長もあいさつした。高橋正樹高岡市長が加わり、点灯ボタンを押した。
 富山市内電車環状線(セントラム)車両のラッピング広告が始まった。白色のデ9001の車体に総会の期日などが掲載されている
8月7日まで1ヶ月間
運行された。9月24日〜10月20日にも運行される。

「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会in富山ラッピングのデ9001
掲載日:2019/08/13

『TGC TOYAMA 2019』ラッピング電車を運行
 
富山地方鉄道は、6月6日から7月27日まで「TGC TOYAMA 2019」ラッピング電車を運行した。7月27日に富山市総合体育館で開催された
「プレステージ・インターナショナルpresents TGC TOYAMA 2019 by TOKYO GIRLS COLLECTION」をPRするため。ラッピングされたのはデ9000
形9003。
 開催に先立ち6月23日にはプレイベントとして、富山駅前広場で「AMAZING TOYAMA」TGCデザインモニュメントのオープニングセレモニーの
後、TGC富山2019デザインにラッピングされた貸し切りのセセントラムにモデルの土屋アンナさんと一緒に乗車、車内でトークショーが行われ、ビン
ゴゲームも行われた。       


TGC TOYAMA 2019ラッピングのデ9003
掲載日:2019/08/13

富山地方鉄道2年連続経常増益
 
富山地方鉄道は5月28日2019年3月期決算を発表した。3月期決算(単体)は鉄軌道、バス事業ともに売り上げが前年を上回り経常ベースで2年
連続の増収増益だった。営業収益は前年比0.7%増の67億3800万円。電気料金値上げや軽油の高騰で動力費が増えたものの高速バスが新潟
名古
屋便を中心に好調だったことなどから経常利益が4.1%増の9100万円。純利益が17.3%減の1億5800万円だった。1株当たりの配当は普通
株式で2円50銭、第二普通株式で1円を据え置く。配当を行うのは4年連続となる。
 旅客人員は鉄道が0.6%増の598万4千人、軌道(路面電車)が1.6%増の532万9千人。バス事業は乗合が0.6%減の591万5千人高速が
5.8%増の37万6600人、貸切が0.4%減の23万8千人。
 連結は、営業収益が3.2%減の118億700万円。経常損益は持分法適用会社が保有する株式の評価損が響き3300万円の赤字(前年は500万
円の黒字)となった。純利益は、連結子会社加越能バスのスポーツ事業に伴う減損損失を計上し74.8%減の9900万円だった。富山地方鉄道の辻川
徹社長は動力費がかさんだ2019年3月期を振り返り「一定程度は収入増で賄えた。節約や、投資を控えたことで単体としては前年度並みの決算を迎
えられた」と安堵の表情を浮かべた。
 来春の路面電車南北接続に触れ、今年は「直通運転に向けて取り組む年になる」。2020年3月期は乗務員養成に伴う人件費の増加を見込み「費用
増にどう対処していくかも課題になる」と述べた。       
掲載日:2019/08/13

トランジットモール社会実験実施
 
富山市は5月26日、市中心部の大手モールを歩行者とLRTのみが通行できるようにする「トランジットモール」の社会実験を行った。実験が行わ
れたのは、大手モールの約200mの区間で、2017年10月に初めて実施され、今回で5回目となる。中央をLRTが走り、車を通行止めにした大
手モールの歩道の両側に約50の露店が並んだ。手品の大道芸が繰り広げられ、ステージイベントも開かれて家族連れのにぎやかな声が響いた。
 今回は市のシティープロモーション事業「AMAZING TOYAMA」の5周年記念イベントが併せて開かれ、市内の身近な風景を撮影した写真
を使ったポスター46枚が掲示され、訪れた人々が気に入った作品に投票した。富山市によれば3月24日に行われた前回のトランジットモールでは、
市民プラザ前の1時間当たりの交通量が通常の日曜日の8.6倍となる2662人に達した。  
 掲載日:2019/08/13

夏ダイヤスタート〜立山黒部アルペンルート全線開通
 
「立山黒部アルペンルート」は4月15日、約4カ月半ぶりに全線で営業を始め、それに合わせ富山地方鉄道の夏ダイヤが同日からスタートし、特急
アルペン号や特急立山号の運転再開、それに伴う運用変更などが行われた。
 ダイヤ改正で1往復となった特急アルペン号は立山行きの2号がアルプスエキスプレス編成で運転されている。また宇奈月行きの1号は14760形
などで運行されている。
 平日2往復、土休日3往復運転の特急立山号は、1・6号がダブルデッカーエキスプレス編成、2号がアルプスエキスプレス編成で運行されている。
3・4・5号は14760形、10030形などが充てられている。また5号は16010形が充てられヘッドマークを付けて運行していることがあ
る。立山号で16010形が充てられる場合、進行方向の先頭車にのみヘッドマークの場合がある。
 平日下り1本、土休日1.5往復になった特急うなづき号は観光列車は充てられず、14760形、10030形などで運用されている。ヘッドマー
ク無しの場合もある。観光列車編成は、特急列車で立山駅に到着後、普通列車で電鉄富山駅に折り返し、稲荷町で留置。午後から普通列車で立山に送り
込まれ特急列車に充てられる運用となっている。
 また夏ダイヤ開始から大型連休期間中は、ダブルデッカーエキスプレス編成が前運用として快速急行KB301列車〜306列車で電鉄富山〜立山間
を1往復し、175+10026+10025編成が立山3号に当てられ、ヘッドマークを付けて運転されていた。
 インバウンドの利用が多く、大型連休前には夕方に立山駅から電鉄富山駅に向かう上り列車が2両編成から3両編成に変更のうえ、超満員で走ってい
たりするなど活況を呈していた。
 ヘッドマーク関連の話題として、平日朝の不二越・上滝線で運行されている10025+10026+175編成に橙地の行先方向板が付けられてい
る。唯一の快速急行となったKB301列車にかつての急行列車のヘッドマークをモチーフにしたヘッドマークが付けられることがある。


ダブルデッカーエキスプレス編成のKB301列車                                       アルプスエキスプレス編成の立山2号 越中舟橋〜越中三郷
掲載日:2019/08/13

「日台観光サミット」ラッピング車運行
 
日本と台湾の旅行、観光業界のトップが集う日台観光サミットが5月23日から26日まで開かれた。関連行事として、台湾の景勝地を描いたラッピ
ング電車が運行されている。 ラッピングされているのはT100形の103号。運行は9月末までの予定で台湾観光や富山空港の台北便をPRしてい
る。


富山駅前を行く日台観光サミッPRのT103
掲載日:2019/08/13

市電「五万石」ラッピング車運行
 
富山市のJR西日本系料理店「五万石」は、4月6日から5月20日までの予定で市内電車デ7000形の7012に全面ラッピング広告を出した。富山湾をモチーフとし、エビやカレイなど魚介類のイラストとともに「世界で最も美しい 神秘の海 富山湾」のキャッチコピーを入れたデザインとなっ
ている。今回側面窓枠もラッピングされた。同社の全面ラッピング車は2015年の北陸新幹線富山駅開業時にも走った。


7012 富山駅前   2019/04/06                                                                   7019 富山駅   2015/03/31
掲載日:2019/08/13

改元記念鉄道線・市内電車全線2日フリーきっぷ発売
 
富山地方鉄道は5月1日の改元を記念して旧元号から新元号に跨る2日間のフリーきっぷを4月20日から大人券200枚限定で発売した。利用期間
は平成31年4月30日から令和元年5月1日の2日間で価格は通常の全線2日フリーきっぷと同じ4530円。新元号の出典元とされる万葉集の全
4536首にちなんだ価格設定とともに、きっぷのデザインも百人一首をイメージしたものとした。発売は電鉄富山駅と新黒部駅で行われた。            
掲載日:2019/08/13

「新黒部☆スきっぷ」発売
 
富山地方鉄道は、「ももクロ春の一大事2019in黒部」開催に合わせて4月19日から「新黒部☆スきっぷ」を発売した。電鉄富山駅と新黒部駅
を1日何度でも往復利用できる乗車券で発売価格は2000円(特急料金を含む)。電鉄富山駅、新黒部駅で発売。電鉄富山駅と新黒部駅以外での乗降
車はできない。両駅以外で下車した場合は別途運賃が必要だった。            
掲載日:2019/08/13

「ももクロ春の一大事 2019 in 黒部」で対応
 
富山地方鉄道は4月20日、21日に宮野運動公園で開催され、3万人を超える観客を動員した「ももクロ春の一大事2019in黒部」で臨時列車
の運行や記念グッズの販売を行った。臨時列車は、下り宇奈月温泉行きを各日2本、上り電鉄富山行き、西魚津行きを各日1本ずつ設定した。さらに増
発が行われたほか、10025+10026+175編成など3両編成の列車も投入れ観客輸送を行った。
 新黒部駅では2日間で計4235人が乗降し、約2000人が乗降した北陸新幹線開業日以来の多さとなった。またメンバーと富山地方鉄道のコラボ
商品としてオリジナルデザインのA4サイズのクリアファイルと会場に近い新黒部駅の大人用入場券を5枚セットにした新黒部駅記念入場券セットを各
日500枚、計1000枚限定で、新黒部駅で販売した。                
掲載日:2019/08/13

「立山あーとれいん2019」運行開始
 立山町と富山地方鉄道が2014年度から実施している富山地方鉄道立山線を走る電車内を美術館にする「立山あーとれいん2019」が4月15日
から運行開始した。使用車両は昨年度途中からと同じく14760系の14767-14768編成で車内の中吊り広告のスペースに町内の自然や風景
を捉えた写真30点が9月30日まで展示されている。
 また、ヘッドマークが新調され、今年度は立山町のマスコットキャラクター「らいじぃ」と孫娘の「らいらい」などのスリーショットに外周を昨年度
の空色から桃色に変更したデザインとなっている。


14760系の14767+14768編成の「立山あーとれいん2019」                2019春の「くろワン」の案内
掲載日:2019/08/13

「黒部ワンコイン・フリーきっぷ 楽駅停車の旅2019春編」スタート
 
黒部市内を走る地鉄電車と一部の路線バスが500円で1日乗り放題となる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ 楽駅停車の旅2019春編」が3月
23日に始まった。2007年から毎年春と秋に実施し、今回が25回目。今回は4月30日までの土日祝日の計14日間、500円 (小学生以下25
0円、乳幼児無料) の「くろワンきっぷ」を購入すれば、電鉄石田〜宇奈月温泉間などが1日乗り放題になる。
 同日電鉄黒部駅で開催された出発式では菅野黒部ワンコイン・プロジェクト実行委員長、村井地鉄鉄軌道部長、大野黒部市長があいさつ。荻生保育所
の年中児22人が「公共交通のうた 僕はくろワン」に合わせたダンスを披露し、テープカットの後、運転士に花束を贈った。参加者らは早速、宇奈月
温泉行きの電車に乗り込み出発したり、手を振って見送るなどした。
 期間中は、まち歩きイベントやスタンプラリーを市内で繰り広げられる。「くろワンきっぷ」は2018年秋は当日販売もあったが、今回は前日まで
の販売だった。きっぷの販売は電鉄黒部駅、新黒部駅、宇奈月温泉駅、本線電鉄石田駅〜宇奈月温泉駅区間内の電車乗務員など。払い戻しや区間外から
の乗り越し精算などは出来ない。また特急に乗車する場合は別途特急料金が必要となる。      
掲載日:2019/08/13

トランジットモール社会実験3月24日に4回目実施、2019年度は年5回に

 富山市は、3月24日、まちなかのにぎわい創出を目的に歩行者と路面電車だけが通行できる「トランジットモール」の社会実験を大手モールで行っ
た。2017年10月から随時行われ、昨年7月に続き通算して4回目。雑貨や飲食など55店の出店や県麺類飲食業生活衛生同業組合が自慢のそばを
提供する「大手モールそばまつり」や有料での甲冑の着用体験ができるコーナーなどが設けられた。
 同社会実験については、富山市は2019年度、開催回数を5回に増やすことを2月22日の新年度当初予算案発表で明らかにした。2019年度は
これまでと同様に大手モール振興会などが運営する定期市「越中大手市場」と共同で5、7、11月に実施するほか、10月の日本青年会議所(JC)全国
大会の一環として富山城址公園で行われるオープニングイベントに合わせ、取組みを全国にPRしたり、路面電車の南北接続開業日に実施される記念式
典や発車式のイベントの1つとして開催される予定。市は定期開催に向け、会場を広場に見立てくつろぎを提供する場として位置づけ、新年度は新たに
オセロやトランプなどのゲームも用意する。      
掲載日:2019/08/13

SDGsラッピング車運行
 
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、国の未来都市に選ばれた富山市は、3月1日ロゴマークのデザインを決定し、市長の定
例記者会見で発表した。決定したデザインは、3案のうち市民の投票で最多得票だったデザインで、SDGsを表現する17色の線で市の地形を描いた。
 市では市報やパンフレットなどでロゴを幅広く活用する方針で、3月2日から軌道線や富山ライトレールでラッピング車を運行している。軌道線でラ
ッピングされたのはデ9001。SDGsは、2015年9月に国連サミットで採択された2030年の国際的な数値目標で、貧困や飢餓の撲滅、経済成長、
環境保護など17の目標を定めている。SDGs未来都市は、政府から人的・資金的なバックアップを受けられる。
 富山ライトレールTLR0602が同じラッピングで走った。


デ9001  富山駅前                                              TLR0602     富山駅北口交差点
掲載日:2019/08/13

地鉄3月16日ダイヤ改正
 
富山地方鉄道は3月16日に鉄道線のダイヤ改正を実施した。本線では、平日ダイヤで特急うなづき8号をエリア特急くろべ26号とし運転区間を短
縮したほか、特急列車の設定時間帯の見直し、普通列車の行先、時刻の変更、電鉄黒部〜宇奈月温泉間の一部の普通列車をエリア特急くろべに変更する
などした。
 休日ダイヤでは、平日ダイヤと同様の変更、見直しのほか、電鉄富山発の電鉄黒部、宇奈月温泉行きの最終列車の時刻が繰り上げられるなどした。立
山線では、昨年4月15日から5月31日の期間限定で増発していた特急立山1号を今年は4月15日から11月30日に運転期間を延長する一方、休
日に運行していたアルペン2号を廃止しアルペン号は1往復となった。不二越・上滝線では、新駅「栄町駅」開業に伴う時刻調整を行っている。
掲載日:2019/08/13

駅ナンバリング導入

 富山地方鉄道は2月8日、駅をアルファベットと数字を使って表す「ナンバリング」について、順次導入すると発表し、軌道線は2月9日から、鉄道
線は3月上旬から順次導入された。
 駅名板や路線図、車内放送で活用する。路線別に色分けし、鉄道線は本線が青、立山線が緑、不二越・上滝線がオレンジ。軌道線は南富山駅前から富
山駅までを緑、新富町から大学前までをオレンジ、環状線を白とする。鉄道線の駅は「T」と01〜70(本線01〜41、立山線44〜56、不二越・上滝線58
〜70)を組み合わせて四隅の丸い四角形で囲み、軌道線の電停は「C」と01〜25を割り当て丸で囲んでそれぞれ表示する。
 富山ライトレールも導入時期は未定であるが2020年の地鉄軌道線との南北直通を見据えてか設定されており、色は水色、地鉄軌道線と同じ「C」
と続き番号の26〜39を割り当てている。また南北接続で富山駅電停に吸収される予定の富山駅北電停は設定なし、ブールバールと永楽町の新電停予定
分の番号は飛ばされ、開設に備えている。                                 
掲載日:2019/08/13


T58   不二越線栄町駅駅名標                                                                                              C18    富山市内軌道線丸の内駅駅名標
掲載日:2019/08/13
地鉄不二越線の新駅「栄町駅」3月16日開業

 富山地方鉄道が、不二越・上滝線の稲荷町駅と不二越駅の間に設置する新駅の駅名が「栄町(県立中央病院口)」に決まり3月16日のダイヤ改正に合
わせて開業した。開業の前日の15日には、開業式が現地で行われ、地鉄の辻川徹社長が「大勢に利用してもらえるよう、社員一丸となっていきたい」
とあいさつ。石井知事が祝辞を述べた。2人に地元住民の代表者らを加えてくす玉を割った。
 設置場所は稲荷町駅から600m、不二越駅から300mの富山市石金1丁目で、徒歩5分のところに富山県立中央病院がある。4月には富山県立大
学看護学部が新設される予定で、学生の通学需要を取り込むなど、1日約200人の利用を見込んでいる。無人駅で片側に長さ60mのホーム、屋根付
き、バリアフリーに対応の構造で整備費用は6500万円。地鉄の新駅設置は北陸新幹線開業に合わせて、2015年2月26日に開業した新黒部駅以
来となる。新駅開業を前にダブルデッカーエキスプレス(DDEX)編成のほか、10030形の一部編成に新駅開業の副標が3月2日から付けられ、全線で運
行された。
 さらに開業記念グッズとして、路線図クリアファイル(300円)や駅名キーホルダー(600円)が電鉄富山駅、宇奈月温泉駅で3月16日から発売さ
れ、鉄道線・市内電車1日フリー乗車券と限定クリアファイルをセットにした記念乗車券が3000円で300セット限定で電鉄富山駅で3月16日か
ら発売された。


中央病院側から不二越線栄町駅ホーム                  栄町駅に停車中の17480系普通岩峅寺行き
掲載日:2019/08/13
ダブルデッカーエキスプレス(DDEX)副標変更

 富山地方鉄道の観光列車 「ダブルデッカーエキスプレス」編成(DDEX 10033+31+10034)が11月3日から運転開始5周年を記念した副標を掲出
していたが、2月1日から「Welcome to ALPINE ROUTE」と書かれた立山連峰をイメージした新しいものに変更された。
 この副標は2月の連休明けに一旦外されていたが、2月27日からは「栄町駅(県立中央病院口)3月16日開業」の副標が掲出されている。なお、観
光列車の「アルプスエキスプレス」編成(16011+112+16013)の稲荷町テクニカルセンター入場に伴い1月4日から運用が変更され、3月24日まで
特急うなづき号の運用にも入っていた。


新副標を付けて走るDDEX編成の特急「うなづき号」             栄町駅開業の副標を付けて走るDDEX編成  新宮川駅付近
掲載日:2019/08/13
富山地方鉄道線高架化に着手

 富山駅付近の連続立体交差事業で着工のめどが立っていなかった地鉄本線の高架化工事について、石井知事は2月18日の平成31年度予算案の記者
発表で県と富山市、地鉄との負担割合の協議がまとまり2019年度に事業着手する方針を示した。事業費は人件費や資材の高騰で当初計画より30億
円多い120億円。地鉄がこのうち6億円(5%)を負担した上で、県と市が4億5000万円の財政支援を行う。地鉄は高架下スペースを駐車場にする
方針。
 工事は電鉄富山駅のホームから約1kmの区間を高架化するもので、費用負担を巡って地鉄が軽減を求め
3者の協議が長引いていた。今回の合意で
は、行政側が高架化によって生じるスペースのうち35%を公共空間として利用すれば、鉄道事業者の負担割合を従来の7%から5%に下げられる国の
ルールを適用。事業費120億円のうち、地鉄が6億円、残りの114億円は国と県、市が負担する。地鉄は高架化スペース(約2350u)を60台程
度を収容できる駐車場として活用し、30年間で1億5000万円の利益を見込む。
 負担の割合を減らしても経営への圧迫は避けられず、公共交通サービスが低下する恐れがあることから、県と市はさらなる軽減策を図る。駐車場経営
で得られる利益を差し引いた4億5000万円については、県と市が半分ずつ財政支援する。これによって地鉄の実質負担となる1億5000万円につ
いても同額の無利子貸付を行うという。
 県は国土交通省に事業認可申請し、認可されれば詳細設計に入る予定。完成まで7〜8年程度かかる見込み。富山駅付近連続立体交差事業として新年
度予算案に11億5000万円を計上した。連続立体交差事業は、鉄路による南北の分断を解消させるため実施。優先して進められていたあいの風とや
ま鉄道の高架化は3月に完了した。2020年3月には路面電車の南北接続が完成するほか、高架下を通る道路の新設や拡幅も行っている。 
掲載日:2019/08/13

地鉄中滑川駅周辺、整備構想を策定
 滑川市は富山地方鉄道中滑川駅の周辺整備について基本構想を策定した。学習場所や飲食店が入る建物、緑地、駐車場などの整備を盛り込んだ。交通
の結節点や緑の豊かさ、防災といった機能を設けながら、市街地に新たなにぎわいを生み出すことが基本方針。2019年度から測量や設計に取り掛か
り、2020年度に着工する予定。1月31日の市議会特別委員会で市側が説明した。
 対象は、旧JAアルプス滑川農協会館跡地など一帯の約7500平方メートル。構想では、北東側から順に「駅前広場」「憩い」「交流」「駐車」の
四つのエリアに分けた。「駅前広場」にはロータリーやバス・タクシーの乗降場、送迎用の短時間駐車場(10台分)、「憩い」には緑地や親水広場など
を設ける。交流」には、2階建ての建物(延べ床面積約2千平方メートルを想定)を配置し、飲食や物販などのテナントや多目的スペース、調理室を収容
する。外壁をガラス張りにし、電車や景観を眺められる造りを目指す。屋上を開放し、災害時は避難場所とする考え。
 建物前にはスポーツやイベントを楽しむ広場や備蓄倉庫を配する。市道を挟んだ「駐車」エリアには、50台分の駐車場や散策路を設ける。財源につ
いて市側は、国の補助金や交付金を複数活用できるよう検討しているとした。
 基本構想について、2、3月に地元の9町内を回って説明したが、議会から地元への説明が不十分だとして、3月14日に開催された市議会予算特別
委員会で市が上程した新年度予算案のうち、設計業務委託費1000万円を削除する議員提出の修正案を賛成多数で可決した。上田昌孝市長は中滑川駅
周辺整備について「もう一度精査し、議会に認めてもらえるよう努力したい」としたうえで、臨時議会や6月定例会などで再提出する意向を示した。
掲載日:2019/08/13

『B.LEAGUE All-Star Game 2019』ラッピング車運行

 地鉄富山市内軌道線の環状線車両に12月20日から1月18日まで『B.LEAGUE All-Star Game 2019』ラッピング電車を運行した。ラッピングされたのは、9002(銀)と9003(黒)で1月19日に富山市総合体育館で開催された「B.LEAGUE All-Star Game 2019」をPRした。


環状線デ9002                                                                       富山駅前                                         環状線デ9003
掲載日:2019/08/13
「開運号」「ニューイヤー号」運行

 富山地方鉄道は初詣に合わせ12月31日夜から1月1日にかけて毎年恒例の「開運号」と今季初めて「ニューイヤー号」を運行した。開運号は例年
同様、12月31日夜から1月1日未明にかけての初詣臨時列車にヘッドマークを掲げて運行されたが、「ニューイヤー号」は12月下旬から複数の列
車にヘッドマークをつけて全線に渡って運行し、31日昼頃から一旦外され、電鉄富山駅に集約後、初詣臨時列車を中心に取り付けられた。
 今季の初詣臨時列車の運転本数は鉄道線で電鉄富山〜岩峅寺間で南富山経由が上下計9本、寺田経由で上下計9本、電鉄富山〜上市間で上下計6本運
行(定期列車含む)し、軌道線では、南富山駅前発が31日23時20分から、大学前発が1日0時00分から約20分毎に計15本(富山駅止、始発含
む)運行した。また、各駅から岩峅寺駅・大川寺駅までの往復乗車券に雄山神社の干支お守り引換券をセットにした記念乗車券を主要駅で発売した。


14760系 ニューイヤー号  稲荷町−電鉄富山間              14720系 開運号   電鉄富山駅1番線
掲載日:2019/08/13