街道沿いに流れる黒石川は、岡地内は街道左側に添って、村はずれから荒屋敷を経て福岡まではだんだん離れながらも街道添いに流れ、福岡の西で 小矢部川へ合流する。福岡の町並みに入って間もなく岸渡川を渡る。もとは岸渡川は町の南東を流れていたが、増水のたびに氾濫したので、戦後北西 を流れる唐俣川へ落としたもの。 福岡の町並みは地形的にみるとこの両川にはさまれた微高地で、そこを街道が縦断した格好になっている。江戸時代は稗島・四十万の両村からなり、 その境は現在長安寺のある地点であった。 長安寺は参勤交代のとき御小休の本陣にあてられた寺で、本堂の軒瓦や山門の扉に梅鉢紋を使っている。岸渡川沿いに「ミュゼふくおかカメラ館」 がある。福岡町の市街地を出てしばらくで往還松のあった大野を通り、荒俣、高田島へと進みます。途中の街道沿いに地蔵堂があり、阿弥陀座像の石 仏を中心に六体地蔵が並ぶ。このあたりの地蔵さんはみなお堂の中に安置されている。 旧北陸道が渡った岸渡川・小矢部川水系の一支流。砺波市出町の北側から農業用水などを集め福岡町で小矢部川に合流。明治期中ころからこの名称と なる。大正期ごろまで米・肥料・諸雑貨などを運ぶ輸送路の役割を果たす。その穀倉地帯の用排水路となる。上流は散村、下流は街村・集村景観で河岸 は桜の名所。湧水に恵まれ下流の矢部は養鯉地で有名。 |
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旧北陸道の県道266号線福岡橋から岸渡川下流側のソメイヨシノ |
岸渡川周辺散歩道案内板))) |
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旧北陸道県道266号線高岡方向 左は雅楽の館 右は長安寺 |
長安寺山門(参勤交代のとき御小休の本陣だった) |
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旧北陸道から高岡市役所福岡庁舎 |
旧北陸道県道266号線福岡橋 |
高岡側から長安寺 |
旧北陸道の趣が残っている |
岸渡川沿いの福岡小学校 |
洗心橋より福岡保育園を望む |
島田七郎平邸(島田邸矢水苑) |
旧北陸道の趣が残っている |
福岡郵便局 |
街道沿いの蔵 |
格子窓の家並み |
旧北陸道沿いの つくりもん祭り |
ミュゼふくおかカメラ館 |
ミュゼふくおかカメラ館前のさくら |
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旧北陸道の往還松跡(大野) |
往還松跡由緒書板 |
由緒書板の往還松 |
往還松跡 (左は伐採された松の切株) |
旧北陸道沿いの地蔵堂 |
旧北陸道沿いの地蔵堂 |
地蔵堂付近から東海北陸自動車道 |
立野公民館前往還松跡 |
一級水系小矢部川の1支流の岸渡川(がんとがわ)について 砺波市出町の北側から農業用水などを集め福岡町(現高岡市)で小矢部川に合流。明治期中ころからこの名称となる。大正期ころまで米・肥料・諸 雑貨などを運ぶ輸送路の役割を果たす。その後穀倉地帯の用排水路となる。 上流は散村、下流は街村・集村の景観で河岸はさくらの名所。湧水に恵まれ下流の矢部は養鯉地。昭和40年代(1965〜74)の農工一体化推進で 自動車・アルミ関連下請け工場が流域の小矢部市五社・福岡町山王にそれぞれ立地している。 岸渡川沿いのさくら(富山県選定さくらの名所)について 両岸に約3キロメートルにもわたる桜(ソメイヨシノ壱千本)のトンネルがみられる。 |
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岸渡川両岸の桜 2015/04/10 |
岸渡川右岸の枝垂桜 2015/04/10 |
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岸渡川両岸の桜 2017/04/08 |
岸渡川左岸から右岸の枝垂桜 2017/04/08 |