佐伯家住宅・福岡町簑島(現高岡市)にある江戸時代中期の豪農屋敷。砺波平野西北部の散村にあって広間型民家の基本的な型式を持つ遺構。屋敷 の広さは約3000u。主屋はその中央に、東に面して建つ。北側と南西側に屋敷林をめぐらし、門や離れ座敷・蔵・作業場などを持つ。広間は梁間 5.4mと大型。屋根は茅葺き入母屋。砺波地方は寄棟だが、北部のこのあたりでは入母屋となる。
佐伯家は200石余りの高持農家で、たくさんの古文書ものこる。明和4年(1767)の家作諸入用一巻によると、小矢部川の約10km上流の 下川崎(現小矢部市)三之助家を買い受け、小矢部川を曳材し、1768年に移築した。
木舟城・福岡町木舟(現高岡市)の南端に築かれた平城。室町時代の末期、源平合戦に活躍した石黒光弘の後裔(こうえい)が築城する。四辺は深 沼で三重の堀をめぐらした北陸道の要害。天昇13年11月の天正大地震により前田秀継(利家の弟)夫妻落命。天正14年(1586)前田秀継が木 舟城を廃城する。現在、水田の中に一の丸・三の丸の一部が残る。
赤丸浅井神社・参道両脇200mにわたって、樹齢400年を超える老杉もみられる杉並木となっている。境内には富山県指定天然記念物の樹齢が 1200年以上といわれる大欅の神木があったが2013年8月に強風により倒壊した。樹高約20m、地上1.5m部分の幹廻り約9.3mあり、富山 県の欅の中でも最大の幹廻りであった。 |
国指定重要文化財建造物佐伯家住宅 |
国指定重要文化財建造物佐伯家住宅説明板 |
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県指定史跡木舟城跡石碑 |
富山県指定史跡木舟城跡説明板 |
指定保存樹木・木舟城跡の松林 |
木舟城跡(標柱) |
木舟城 (福岡中学校美術部製作図) |
県指定史跡木舟城跡 |
県指定天然記念物の浅井神社の大欅(幹廻り約9.3m) |
浅井神社の大欅倒壊は、けやき跡となっている。 |
浅井神社参道の杉並木 |
高岡市指定天然記念物の浅井神社の杉並木説明板 |
浅井神社 11月 |
浅井神社参道の杉並木 |
浅井神社の大欅 |
けやき跡の切株 |
浅井神社 5月 |
浅井神社側から参道の杉並木 |
旧北陸道は、立野公民館前から立野市街地を通り高岡の町域へと進みます。
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資料
富山県歴史の道調査報告書(北陸街道)発行昭和55年(1980)12月10日 富山県教育委員会・富山県郷土史会
地元発行の観光パンフレット、施設の説明表示板、HP等。
富山大百科事典 平成6年(1994)初版発行 発行所 北日本新聞社
市町村合併について
富山県の市町村合併(2005年 4月)で富山市・大沢野町・大山町・八尾町・婦中町・山田村・細入村は現在富山市。
富山県の市町村合併(2005年11月)で福岡町は現在高岡市。大門町・大島町・小杉町・下村・新湊市は現在射水市。
富山県の市町村合併(2004年11月)で、福光町・福野町・城端町・井波町・井口村・上平村・平村・利賀村は現在南砺市。
富山県の市町村合併(2006年 3月)で宇奈月町は現在黒部市。 |
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