「九谷磁器窯跡」古九谷は近世初期の三大絵磁器の一つで、その大胆な図柄、流麗な筆づかい、深みのある色調は日本陶
磁の代表的作品として、海外にまで広く知られている。昭和45年(1970年)からの本格的調査によって、三基(一号
窯・二号窯・吉田屋窯)の窯跡の全貌がほぼ明らかとなり、日本の磁器窯創始期の様相を示す重要な遺構として、昭和5
4年(1979)10月23日に国の史跡に指定された。加賀市山中温泉九谷町に所在する「九谷磁器窯跡」は山中温泉街
から大聖寺川沿いに約13kmを遡った所にあります。
「再興九谷窯跡」九谷焼の発祥の地である加賀市、かっては江沼
郡であり、江戸時代は大聖寺藩領であった。「古九谷」は廃絶後大聖寺の豪商吉田屋伝右衛門によって、文政七年(182
4)九谷で再興された九谷焼。わずか2年たらずで山代に移された。以後、ここを中心として連綿と受け継がれ、数々の
名品が生み出された。この窯跡は、我国を代表する伝統工芸九谷焼の変遷を知る上で、貴重な遺跡であることから古九谷
窯跡と共に保存をはかるため、国の史跡に追加指定(平成17年3月2日)された。江戸時代は四室、明治時代以降は六
室で一回に約一万個の製品が窯詰めできたと考えられる。

山代温泉・ゆのくに天 九谷焼窯跡展示館(ゆのくに天近く) 四代豊田伝右衛門顕彰碑

窯跡覆屋(再興九谷窯跡)

再興九谷窯跡(国指定史跡に追加指定された)

再興九谷窯跡(左部分)

再興九谷窯跡(右部分)
乾燥場 はがし場・絵付場 オエ・企画展示コーナー

本焼窯(昭和15年築造。九谷焼の窯としては現存最古)

本焼窯(指定文化財)

国指定史跡 九谷磁器窯跡(全体)を望む

九谷磁器窯跡(窯跡・工房跡は埋め戻されている)
創始者後藤才次郎の碑 国指定史跡九谷磁器窯跡を望む 磁器窯跡の説明板(写真クリック拡大)
吉田屋窯跡標柱(九谷磁器窯跡) 一号窯跡標柱(九谷磁器窯跡) 二号窯跡標柱(九谷磁器窯跡)


2010年10月復元された古総湯
1300年の歴史を誇る山代温泉には総湯(共同浴場)を中心に旅館や商店が建ち「並ぶ湯の曲輪(がわ)という町並み
形態が残されている。その「湯の曲輪」の核となるのが「古総湯(こそうゆ)」と「総湯」です。2010年10月に開
業した古総湯。古総湯とは・明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく、入浴方法など、当時の雰囲気を味わい、入
浴しながら山代温泉の歴史や文化が体験できる。

伝統芸能・加賀一揆太鼓(説明表示板より)
加賀の中世史は、一向一揆の歴史といわれている。室町時代後期、当地の守護職、富樫氏の圧政に苦しむ農民達は越前と
加賀の国境、吉崎の地に居を構える蓮如上人とその一向宗徒に救いを求めました。それをよしとせぬ富樫政親は二千の軍
勢を以って、一向宗徒や農民達を弾圧せんと兵をあげ、時に農民達は手に鍬、鎌、竹槍等を持ち「鬼面人を脅かす」の故
事にならい太鼓を打ち鳴らしながら二千の軍勢に立ち向かっていったと言われています。この時の太鼓の音こそ以後百年
にも及ぶ農民戦争加賀一向一揆の幕開けであります。

山代散策歩歩歩マップ
山代温泉「ミニギャラリーめぐり」の記載がありました。「遊子五彩」とは各地からお越しになる旅行者(遊子)に、まち巡
りをしながら、九谷焼(五彩)の素晴らしさに触れていただこうという九谷焼のふる里・山代温泉ならではの催し。店舗
や温泉宿に展示されている。


2010年10月開業の古総湯

2010年10月開業の古総湯
古総湯 山代温泉の町並み(湯の曲輪) 山代温泉総湯
ゆのくに天(2013年8月9〜10日) ゆのくに天・一階ロビー ゆのくに天・ガーデンプール
夏休中のイベント(太鼓・ビンゴゲーム) 部屋7階より望む山代再興九谷窯跡 部屋(7階)よりガーデンプール

一向一揆太鼓(加賀の伝統芸能)

一向一揆太鼓(瑠璃光あいあい広場で夜9時より演じられる)
温泉宿から加賀観音(全長73m)を望む 山代温泉・瑠璃光(2011年1月7日) あいあい広場・加賀一揆太鼓看板

二級水系大聖寺川沿いの見どころ(九谷ダム、五彩湖、我谷ダム湖等)。

展望地から日置橋・五彩湖 九谷ダム碑 展望地から五彩湖
九谷ダム 九谷ダム堰堤 九谷ダム(大聖寺川下流より)
我谷ダム 我谷ダム湖 道の駅ゆけむり健康村案内表示板
道の駅施設(食事・土産) かじか橋からの山中温泉 山中温泉街を望む
柴山潟と片山津温泉を望む 柴山潟と白山連峰 柴山潟と片山津温泉

次ページは国指定重要文化財の那谷寺です。
                                                                  
メインページヘ                 九谷ダム湖は
 


資料・地元発行の観光パンプレット、説明表示案内板、観光協会のHP等。