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年末年始ふりーきっぷ発売
 
富山地方鉄道は2022年12月10日から2023年1月9日まで2600円
(小学生1300円)で地鉄全線1週間乗り放題の「年末年始ふりー
きっぷ」を発売した。
 12月20日から2023年1月9日までの自分で選んだ連続7日間が乗り放題となる。バスは高速バス、受託運行バスなどは利用できない。鉄道
線の特急に乗車する場合は特急券を購入しなければならない。
 発売は、鉄道線各主要駅、富山地鉄乗車券センター、地鉄西町乗車券センター、市電富山駅8番ホーム隣の路面電車等公共交通案内所、各バス営業
所、富山地鉄北斗バス、高岡駅待合室の加越能乗車券センター、あいの風とやま鉄道小杉駅前の富山呉西トラベル。鉄道線・市内電車の車内でも販売
するが売切れの場合もある。

2022/12/22 掲載
 
黒部市内鉄道・バス、500円で1日乗り放題の秋の「くろワン」出発進行
 「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2022秋」(くろワンきっぷ)が9月17日、黒部市内でスタートした。富山地方鉄道の電鉄
黒部駅に関係者が集まり、出発式を行った。
 公共交通の利用促進を目指し、NPO法人黒部まちづくり協議会黒部ワンコイン・プロジェクトと富山地鉄が毎年春と秋に実施。32回目を迎えた。
 出発式では同プロジェクトの菅野寛二リーダーと富山地鉄の村井義治取締役鉄軌道部長、武隈義一市長があいさつ。くろワンサポーター「おさんぽ
くらぶ」の40人が、くろワン体操を披露した。同くらぶメンバーの東山正子さんが孝原勉運転士に花束を贈った。
 くろワンきっぷの期間は10月30日までの土日祝日の計17日間。富山地鉄の電鉄石田−宇奈月温泉間と路線バスの新幹線市街地線、生地循環線
が500円(小学生250円、未就学児無料)で1日乗り放題になる。乗車当日の購入は、黒部市在住者や同市に通勤通学する人に限られ、発売枚数
も少ない。
 期間中は旧黒部鉄道の三日市−下立間の開業100周年を記念し、電鉄黒部駅などでパネル展「黒部の鉄道史」を開く。このほか公共交通を生かし
た各種イベントも企画する。
 富山地方鉄道の1日フリーきっぷの価格が安くなり、黒部市在住者以外は利用するメリットはなくなった。以前は2日フリーきっぷ4600円のみ
だった。1日フリーきっぷは観光シーズン2600円、オフシーズン(12月1日〜3月31日)2100円。富山地方鉄道は1日で途中下車しながら全線
を巡れないので、県外の鉄道ファンには割安となっている。
孝原運転士に花束を手渡す東山さん  北日本新聞     NPO法人黒部まちづくり協議会黒部ワンコイン・プロジェクト
2022/09/18 掲載
富山レールクラブ創立50周年記念号運行
 9月11日、富山県の鉄道愛好団体の富山レールクラブが創立50周年記念で富山地方鉄道富山市内軌道線のレトロ電車デ7022を貸し切り乗車
撮影会を行った。2021年が創立50年だったがコロナ禍でイベントは延期された。
 9時前に南富山車両基地でデ7022に50周年記念ヘッドマークを付けて撮影会、その後、ヘッドマークを外して、南富山駅前〜富山駅〜環状線
2周〜南富山駅前の行程で貸切運行した。途中下車した会員は環状線などで創立50周年記念電車を撮影した。
 環状線は騒音問題からイベント以外ではで7000形は走らない。現在、環状線は1時間あたり富山港線直通が2本と環状運行が2本の15分ヘッ
ドのダイヤで運行されている。

南富山車両基地での撮影会             富山レールクラブ浦田勝彦会員撮影  環状線大手モール電停を発車した50周年記念号
2022/09/18 掲載
 
宇奈月−立山で観光列車 10月まで土日祝日限定
 富山地方鉄道は、宇奈月温泉発立山行きの観光列車を7月30日から土日祝日限定で運行する。10月30日まで。列車を活用したモニターツアー
も兼ね、富山の食・文化を体験する旅行商品づくりにつなげる。同社ととやま観光推進機構が7月26日発表した。
 新型コロナの影響を受け、4月に廃止した同区間の特急列車の代わりに運行する。観光列車は3両編成のアルプスエキスプレスで1、3両目は一般
客、2両目はモニターツアー客向け。30、31日は関係者のみが乗車し、一般客とツアー客は8月6日から利用できる。
 モニターツアーは食事クーポンが付き、アテンダントが観光案内する。「手ぶら観光」を推進しようと、手荷物の回送サービスも行う。2024年
春の北陸新幹線の敦賀延伸に向け、2023年度からの本格販売を目指す。

立山線田添駅を通過する宇奈月温泉発立山行きのアルプスエキスプレス     アルプスエキスプレス2号車内 サハ112
2022/08/30 掲載
 
立山駅発着乗車券町報に折り込み  
 立山町は、夏休み期間に使える富山地鉄立山駅発着の無料乗車券を町報7月号に折り込む。6月14日の町議会総務教育委員会で説明した。親子で
の外出促進や沿線の活性化につなげる狙い。
 乗車券は6枚つづりで、中学生以上が対象となる。7月下旬から8月末まで有効。立山駅と立山線の各駅、越中舟橋駅、越中泉駅、越中三郷駅を結
ぶ区間が無料になる。
2022/08/30 掲載
 
2年連続監査 運輸局整備状況確認へ
 北陸信越運輸局は6月9日までに、2020年に脱線事故を起こした富山地方鉄道(地鉄)に対し、鉄道事業法に基づく監査を今年度も実施する方
針を固めた。同局によると、昨年秋にも行われ、今年度行われれば2年連続となる。
 地鉄は事故後も線路幅の拡大など多数の不具合を把握しながら補修せずに運行していたことが分かっており、同局が再発防止の取り組みや鉄道施設
の整備状況などを確認する。 脱線事故は2020年7月、地鉄本線東新庄駅構内で発生した。北陸信越運輸局によると、監査は昨年9〜10月に行
われ、同局鉄道部の係官が地鉄の施設に立ち入り設備の整備状況などを見て回り、11月15日付で改善を指示する行政指導を行った。
 地鉄は線路の保守点検に関する「整備基準」を設定している。補修が必要な基準超過箇所は2020年の調査時点で脱線事故現場を含めて1486
箇所に上っていた。運輸局鉄道部の担当者は「国内ではあまり聞かないケースだ」とし継続的に改善状況を確認するとした。事故を調査した国の運輸
安全委員会は2021年6月、脱線事故は線路が広がる軌間拡大が原因と指摘し、保守計画の見直しや管理体制の再構築も要請していた。
 鉄道の監査は通常、1事業者に対し、数年に一度、実施される。運輸局は事故のリスクを事実上放置したまま運行していたことも問題視しており、
管理体制の見直し状況も調査、指導を継続する方針とみられる。
 地鉄によると、脱線事故後に保守管理体制を強化し、2020年調査時点で整備基準を超過していた1486箇所については今年3月末までに整備
を完了した。ただ、今年3〜4月の線路の点検で、新たに100箇所以上の基準超過箇所が確認されたとしている。同社は原則年1回、線路の点検を
実施している。担当者は今春の調査で把握した基準超過箇所数について「現時点では公開できないが、100箇所を上回っている」と述べた。同社は
脱線事故後、線路幅の拡大などの基準超過箇所の整備を早めるため、外部委託する工事を増やしたとしている。担当者は「二度と同じ事故が起きない
よう対策を進めている」と述べた。 
2022/08/30 掲載
 
富山駅連続立体交差事業、7月に仮線切替開始見込む
 富山駅周辺の連続立体交差の整備促進を目指す同盟会の総会が6月3日、富山市で開かれ、地鉄の高架化について、その前の段階となる仮の線路で
の運用を今年度中に始めることが示された。関係者によると切り替えは来月から行われる予定。
 関係者61人が出席した総会では、事業主体である県が整備の進捗状況を報告。駅の東側は地鉄のいまの線路を高架化するスペースとして確保する
ため、線路を移す仮線の工事が進められている。仮線への切り替えは工事が進んでいる上り線で7月、下り線は年内をめどとする。
2022/08/30 掲載
   
2022年3月期決算発表
 地鉄が5月27日発表した2022年3月期決算(単体)は、新型コロナウイルスの影響による利用低迷が続き、経常ベースで3年連続の赤字とな
った。県と沿線自治体からの助成金や遊休地など固定資産の売却益で純損益は2年ぶりに黒字を確保した。
 営業収益は前年比10%増の46億7682万円、経常損失は9億6190万円、純損益は3億7660万円の黒字だった。配当は2年連続で無配
とする。旅客人員は鉄道が、2%増の481万4千人で、軌道は12%増の622万9千人、バスは乗合が9%増の491万2千人、高速が横ばいの
10万7千人、貸切が95%増の10万4千人だった。
 前年からは回復したものの、コロナ禍前の2019年3月期と比較すると、鉄軌道と乗合バスは約8割、高速・貸切バスは3割の水準にとどまった。
 連結は営業収益が73億4808万円、経常損失が15億4420万円、純損益が13億6575万円の黒字だった。連結の固定資産売却益として
14億339万円を計上。富山駅北口の土地を本部機能の移転を予定する北陸銀行に売却した収益が多くを占めたという。
 また取締役を現行の11人から13人に増やし、社外取締役として新たに蔵堀祐一副知事と富山市の三浦良平副市長を選任する。厳しい事業環境が
続く中、行政との連携を密にして経営体制を強化する。
 地鉄の辻川徹社長は、過去最大の赤字を記録した前年と同じくらい厳しかったとする一方、訪日客受入再開など明るい兆しもあるとした。また、県
が今後策定する地域公共交通計画に触れ、「公共交通をどう守っていくかが協議されるだろう」と活発な議論に期待を寄せた。
2022/08/30 掲載
 
アルプスエキスプレス、「d MARK REVIEW TOYAMA」受賞
 アルプスエキスプレス16013−112−16014編成が「d design travel」の「d MARK REVIEW TOYAM
A」を受賞した。dデザイントラベルは各都道府県から「長く続くもの」「その土地の個性=らしさ」を選定し、「観光・飲食・買物・喫茶・宿泊・
人物」の6つのカテゴリーに分けて掲載したトラベルガイドブックでアルプスエキスプレスはこの中の「観光」部門でdマークレビューを受賞した。
 富山・立山・宇奈月温泉を繋ぐデザイン観光列車であること、能登半島や、立山連峰の眺望、西武鉄道の車両を再利用した、水戸岡鋭治氏デザイン
が主な受賞理由となった。受賞記念の表彰状とトロフィーは、アルプスエキスプレス車内に飾られている。
   
4月15日ダイヤ改正実施
   4月15日から鉄道線のダイヤを改正し、新型コロナウイルスの影響で乗客が少ない日中や夜間の列車を減らすほか、本線の電鉄富山発上市行きの
終電時刻を25分繰り上げた。 観光用の特急と季節列車の運行は取りやめた。減らした主な列車は、前年の夏季ダイヤで宇奈月温泉−立山間に片道
1本走っていた特急アルペン号を廃止し、特急列車の運行がなくなったほか、急行列車が平日朝の本線上り1本のみ(B116レ)となった。その結
果、最優等列車は電鉄富山−立山間を早朝に走る快速急行列車(KB301レ)となった。立山線の季節列車が廃止された。
 特急など観光用の列車について、鉄軌道部の担当者は「コロナが収束して需要が高まれば、臨時列車を運行することも検討したい」としている。運
行本数は本線の電鉄富山−宇奈月温泉駅間で平日5本と休日7本減、電鉄富山−電鉄黒部駅間で平日4本、休日2本減など。
 長距離区間の運行本数を減らす一方、客数が安定している短距離の区間は維持し、利便性の低下を防いだとしている。またコロナの影響を踏まえ、
一部の始発時刻を繰り下げた。立山線の立山発電鉄富山行きは、平日で24分遅くなった。
2022/08/30 掲載
 
「アーネストワン」ラッピング車登場
 3月下旬からT100形101号に不動産業の「アーネストワン」のラッピングが施され運行されている。5月中旬には稲荷町テクニカルセンターに入場し、6月下旬にラッピングが維持されて出場している。その結果、T100形の全面ラッピング車は4編成中3編成(T101:アーネストワン、T102:こくみん共済、T103:東京海上日動)となった。

T101 アーネストワンのラッピング               岩瀬浜−競輪場前間    T102 こくみん共済のラッピング
2022/04/17 掲載
 
25年ぶり通勤定期を値上げ 通学は据え置き
 富山地方鉄道は3月17日、富山県内で運行する鉄道や市内電車、路線バスの通勤定期券の運賃を4月1日から引き上げると発表した。
 一部(鉄道線・軌道線の通勤定期)は変更時期を延期する旨を3月30日に発表した。定期券の値上げは消費増税に伴う改定を除き、25年ぶりと
なる。コロナ禍で乗客が減り、収支が悪化しているためで、同社は「家計への影響をできる限り抑えるため通学定期は対象外とし、企業の支援措置が
ある通勤に限った」と説明している。通勤定期限定の引き上げは、1930(昭和5)年に前身の旧富山電気鉄道が設立されて以来初めての特例措置。   
 全国でも珍しい、運賃引き上げは乗客減を招き、さらに収支が悪化する悪循環を招く恐れがあるとみて、通勤定期以外の値上げは見送った。鉄道の
通勤定期(1カ月)では、電鉄富山―新庄田中・不二越の場合、現行7330円から500円高くなる。市内電車は現行7950円が500円値上げと
なる。運賃改定は、4月1日から利用を開始する定期券が対象となる。
 このため、今月中に利用を始める定期券は現行運賃が適用される。地鉄によると、運賃の改定は通常、国への申請、認可が必要となるが、今回は自
社で措置できる定期券割引率の変更とした。国の認可を得る場合、収支の黒字化が求められ、普通・通学運賃の引き上げが必要になるため、特例措置
を取ることにしたという。
 普通運賃と比較した定期券の割引率は、鉄道は現行平均66.0%から62.0%、市内電車は現行36.9%から32.9%、バスは30.0%〜6.0
%となる。地鉄は昨年度の決算で、最終損失が約30億円と、創業以来最大の赤字だった。辻川徹社長は決算会見で「見たことのない巨額の損失。会
社が破綻するぐらいの赤字だ」と述べ、値上げを検討する意向を示していた。
2022/04/17 掲載
 
黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2022春実施
  「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2022春」が3月12日に始まった。公共交通の利用促進や地域の魅力の再発見を目的に、
NPO法人黒部まちづくり協議会ワンコインプロジェクトと地鉄が主催して毎年春と秋に行っている。今回は4月24日までの土日祝日(計15日間)
に電鉄石田−宇奈月温泉駅間と路線バスの新幹線市街地線、生地循環線を500円(小学生250円、未就学児無料)で1日乗り放題になる。
 きっぷは実施区間の有人駅、くろワンきっぷ事務局(黒部まちづくり協議会)、黒部市地域観光ギャラリー「観光案内所」などで販売されたが、実施
日に購入の際は黒部市在住か通勤・通学していることを証明できるものの提示を求めるとともに数量に限りがあるとして平日の購入を呼び掛けた。
 初日の3月12日には、新黒部駅近くの黒部市ふれあいプラザで出発式があり菅野寛二同プロジェクトリーダーと村井義治地鉄取締役鉄軌道部長、
大野久芳市長があいさつした。くろワンサポーター「おさんぽくらぶ」の約30人がくろワン体操を披露した。新黒部駅では、くろワンサポーターの
代表が運転士に花束を贈った。10031ー10032編成に黒部ワンコイン・フリーきっぷのヘッドマークを取り付けて運行された。

「春のくろワンきっぷ」の案内とヘッドマーク
2022/04/17 掲載
   
立山線五百石−岩峅寺間開通100年 釜ヶ淵駅で式典
 立山鉄道(富山地方鉄道立山線の前身)の五百石−岩峅寺間開通100周年を記念した式典が3月3日、釜ヶ淵駅などであり、植樹や演奏など多彩な
催しを繰り広げ、住民や児童が節目を祝った。五百石−岩峅寺間は1921(大正10)年に開通し、釜ヶ淵駅も開業した。
 式典は、駅の美化などに取り組む「釜ヶ淵驛をよくする会」が企画。同会結成15周年の祝いも兼ねた。この日は、釜ヶ渕小学校の児童が駅構内や
周辺を清掃した。
 児童の代表が駅に到着したニューレッドアロー号の運転士と車掌に花束を贈り「いつもありがとうございます」と声をかけた。「よくする会」の代
表と児童が駅構内にナツツバキの苗木を植えた後、駅舎前で記念撮影した。「釜ヶ淵ぴーこーず」がリコーダーの演奏を披露した。
 釜ヶ渕公民館に会場を移し、「よくする会」代表が「住民の支援や協力で活動を続けることができた。今後も継続したい」とあいさつ。児童2人が
駅の歴史などについて調べた内容を発表した。辻川徹地鉄社長が「100年の歴史を地域の皆さんと一緒につないでいきたい」と話し、舟橋貴之立山
町長と荻生義明立山町議会副議長も祝辞を述べた。

富山地方鉄道立山線釜ヶ淵駅
2022/04/17 掲載
 
カターレラッピングトレイン運行開始
 2月26日から14760形1編成にサッカーJ3カターレ富山の歴代ユニホームをラッピングし、運行を開始した。カターレ富山のVISION
2022で示した事業方針「街のカターレ化」に向けて、14767ー14768編成に歴代のユニホームをラッピングした。
 車内もカターレ富山を応援する中吊り広告を掲出している。ラッピングされた14767−14768編成は「立山あーとれいん」だったが、「立
山あーとれいん」は14765ー14766編成に移行している。また14765−14766編成に掲出されていた滑川市のゆるキャラ「キラリン」
のヘッドマークは10039−10040編成に装着されている。
 運行開始した26日には電鉄富山駅構内(改札内)でイベントを開催。富山市の藤井市長とカターレ富山の左伴繁雄社長が「カターレ富山とまちの活
性化」をテーマにトークショー開催後、入線した「カターレ富山トレイン」にヘッドマークを掲出した。
 列車内外見学&撮影後、行先表示を「特急J2復帰」とした記念臨時列車が電鉄富山〜越中舟橋間往復で運行され、集まったサポーター約70人が
乗車した。臨時列車を運行後、鉄道線全線で運用に入った。  
 また運行開始を記念して地鉄では「カターレ富山ラッピングトレイン運行開始記念きっぷ」を26日より発売している。鉄道線、市内電車全線発売
日に限り1日乗り放題で価格は大人2100円、小人1050円(冬期)、大人2600円、小人1300円(夏期)。富山地鉄乗車券センター・電鉄富
山駅・南富山駅で冬期券500枚、夏期券1500枚限定で発売している。

サッカーJ3カターレ富山のラッピングがされた14767+14768普通宇奈月温泉行き 電鉄富山駅
2022/04/17 掲載
 
東京海上日動ラッピング車登場
 3月上旬から東京海上日動火災保険富山支店の社員3人が県内の観光地の写真を基にデザインしたラッピング車を軌道線で運行している。ラッピン
グされたのは、T100形103号。3人は会社のPRのほか、地域を支えてともに成長したいという願いをデザインに込めた。雨晴海岸や黒部ダム
などが配置され、11月末まで運行予定。

「花を贈る日」をPRするラッピング車                      東京海上日動のラッピングがされたT103
   
「花を贈る日」PRラッピング実施
  「花を贈る日」をPRするラッピング車が2月8日から3月14日まで運行された。男性から女性に花を贈る愛妻の日(1月31日)、バレンタイン
デー(2月14日)、ホワイトデー(3月14日)の3つの記念日をPRするとともに、県産花きの消費を促そうと「フローラルとやま実行委員会」が実
施。2015年から富山北部高校にデザインを依頼しており7回目を迎えた。
 富山北部高校情報デザイン科2年生は課題研究として模擬株式会社「富山北部デザイン工房」を設立し、4グループに分かれて経営について理解を
深めている。グループの1つ「LULU(ルル)」のメンバーの1人がデザインを担当した。
 ラッピングされたのは、0600形0601号(赤)でデザイン担当者によれば、ポートラムを風に見立てて大切に花を運んでいく様子を表現。車体
に赤やピンクをグラデーションに配色して目にした人が温かい気持ちになってもらえるようにするとともに花柄などをちりばめ和の雰囲気も演出した
という。
2022/04/17 掲載
 
ニューレッドアロー(NRA)号 鉄道線全線運行 2月19日〜28日
 富山地方鉄道は2月16日、西武鉄道から購入した車両「ニューレッドアロー号」を2月19日から運行させると発表した。旧「レッドアロー号」
も約25年前に2編成譲り受けている。映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の公開を記念して1編成が観光列車「アルプスエキス
プレス」に改造されている。
 レッドアロー号は1969年にデビュー。車体の赤のラインが特徴で、西武池袋線や西武秩父線の特急として親しまれた。ニューレッドアロー号は
後継として1993年に登場。西武池袋線、西武秩父線、西武新宿線の特急として活躍したが、西武池袋線、西武秩父線の特急がLaview(ラビ
ュー)に変更になって廃車が発生し、富山地方鉄道は4両を2020年秋に譲り受けた。
 2月19日から28日まで一般公開を兼ねて鉄道線全線で運行することにした。観光列車「アルプスエキスプレス」との行き違いを見ることができる。
 富山地方鉄道の「ニューレッドアロー(NRA)号」は、電鉄富山側からクハ221+モハ20022+モハ20021の3両編成。座席数はクハ
221が38席、モハ20022が64席、モハ20021が46席の計148席。
 クハ221には、車いすスペースと男性・女性用トイレ、洗面台、自販機を設置。稲荷町側の先頭車モハ20021には優先座席8席を設けます。
優先座席はロングシートと同様の線路方向の向かい合わせとなっていて、この部分に窓はない。

 富山地方鉄道の型式番号はPS3桁+20型式2桁で20021、20022となっている。種車の西武10000系の出力は150kWで、PS
に変換すると203.943PSとなる。

寺田駅でのALPS EXPRESSとNRA試運転列車の行き違い            寺田駅を発車したNRA試運転列車


モハ20022車内                           モハ20021の優先座席



画像:富山地方鉄道から   2022/02/17 掲載
   
地鉄スタンプ集めよう 富山北部高校生が企画・デザイン
 
富山地方鉄道は1月4日〜11日まで、富山北部高校とコラボした市内電車のスタンプラリーを始実施した。同校情報デザイン科の3年生が企画し、全10種類のスタンプを集めた参加者に抽選で1日乗車券や地鉄グッズを贈る。
 富山地鉄が運行する車両をPRし、利用拡大につなげるのが狙い。スタンプ台は岩瀬浜−南富山駅前のうちの9駅と、鉄道線の稲荷町駅の待合室や
休憩所などに設置した。
 スタンプは生徒が消しゴムはんこで作った。ポートラムやサントラム、旧型車両の「7000形」のほか、鉄道線のアルプスエキスプレス、かぼち
ゃ電車などがデザインされている。
 企画は、富山北部高の課題研究の一環で、鉄道研究班の6人が提案。多種多様な電車が走る「鉄道王国とやま」の魅力を発信しようと考え、同社に
企画を持ち込んだ。スタンプ台や専用の台紙も自作した。
 4日は、メンバーの富田蒼衣さんと加藤綾華さんが電鉄富山駅構内で親子連れや鉄道愛好者らに参加を呼び掛けた。2人は「子どもたちや若い世代
も含め、多くの人に挑戦してほしい」と話している。台紙は東岩瀬と岩瀬浜を除く実施駅で配布する。スタンプ5個につき応募券1枚と引き換える。

生徒が消しゴムはんこで作ったスタンプ                    スタンプ設置場所
2022/02/16 掲載